四条錦小路を錦市場とは逆方向に200メートルほど歩いた場所にある「膳處漢ぽっちり」。室町の大店の呉服屋さんの洒落た洋館をリノベーションした外観は見る人の足を止めます。そこに威風堂々と吊るされた垂れ幕、しみだれ豚饅。
知る人ぞ知る、祇園祭の名物グルメ。これを目指して四条を西に歩く人も多く、期間中は行列ができるほど。
毎年、祇園祭の7月13日〜16日の期間限定で販売される「しみだれ豚饅」を、この時期に販売するのは、祇園祭のルーツが疫病退散の祭りだったから。
「でっかい」
一目見たとき、みんなそう思うのでは?
でっかくて茶色い豚まん。豚まんの長老といった風情があります。
「しみだれ」の名前は、タレを皮に染み込ませることに由来します。
ここでしか食べられない味、とうたい文句にありますが、それもそのはず。
商標登録されている「しみだれ豚饅」。
包んで渡されたときには、上からたっぷりかけられたタレが、むちむちの弾力ある皮に染み込み、醤油の香りが食欲をそそります。
見た目は濃そうに感じますが、しっかりと味付けはあるものの濃すぎることはなくペロリといけます
中には筍や生姜がたっぷり入った豚のあん。具がごろごろ入って、食べ応え満点!
いやー生き返りますね!
販売期間は未定。不要不急の外出は控えないといけない時期ですが、タイミングがあえば覗いてみてください。