2020年8月14日 更新

【2020京都送り火】コロナ禍で異例の対策!直前徹底解剖!!五山はもちろん京都府下大文字も☆

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都夏の風物詩として知られる五山送り火。今年は新型コロナの影響で異例の対策。五山はもちろん、京都府下の大文字の送り火事情も併せてご紹介。

今年は新型コロナの影響で大幅縮小の五山送り火

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毎年8月16日の定刻、市内を取り囲む五山に火が灯される京都の夏の風物詩「五山送り火」。地元民にとってはご先祖さんを送る宗教行事の一つ。

ですが、今年は新型コロナウイルス感染予防の観点から、大幅に縮小して執り行われることが決定。
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こちらは五山送り火の中でも筆頭の大文字山『如意ヶ岳』。地元民にとっては手軽な登山コースにもなっていて、こうして送り火の火床も目の当たりにできます。

つい最近、送り火ライトアップ騒動も話題になっていましたが。
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以下、過去の送り火の画像になります。

今年は新型コロナウイルス感染拡大予防ということで、大幅縮小で点火される予定。その縮小ぶりもかなり話題になっていました。

「大文字」は、「大の字」の中心部と頂点、端の計6カ所に点火。
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こちらは「左大文字」。紛らわしいですが、西側にある方です。『左大文字』というから、てっきり左京区の方と間違われる方もいますが。

「左大文字」は、「大の字」の中心1カ所の点火。
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『妙』と『法』。いずれも中央部のみの点火。
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「船形」。頂点1カ所の点火。

他、「鳥居形」は、例年108カ所に松明を設置するそうですが、今年は上部2カ所のみ。

果たして、遠目から見て認識できるんだろうか、との疑問もありますが。まあ致し方ありません。冒頭でも言いましたが送り火は厳粛な宗教儀式。ご先祖さまにつつがなく毎日を送れていることに感謝し、鎮魂の気持ちでお祈りを捧げ、送り出す気持ちあってこその行事。なので、点火が縮小されても、その気持ちだけは変わらずにいたいですね。
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さらに、3密防止のため、外出は控え、極力テレビ中継を利用すること推奨。

地元KBS京都はもちろんのこと、BSでも中継していて、全国から観ることが可能。昨年は山形にいたので、山形のホテルからテレビ中継観てました(笑)

京都府下の『大文字』の送り火

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さらに、京都府下にも『大文字』の送り火があります。

福知山市にある通称「丹波大文字」と呼ばれる姫髪山。こちらも毎年16日に送り火が行われますが、今年は中止に。
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京丹後・久美浜湾の山陰海岸ジオパーク内にあるかぶと山。中腹に「大」の字。こちらも毎年8月9日に執り行われる「千日会観光祭」で、花火と灯篭流しがセットで送り火を実施されていますが、中止でした。

今年は異例づくしの送り火。特に五山送り火は、一体どんな様子になるんだろう、という興味もわきますが。ある意味、またとない歴史的な五山送り火。きっと後世への語り草になること間違いなし。そんな送り火であることを実感しながら、ご先祖さんをお送りしたいですね。

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