2020年3月11日 更新

2020年、京都の桜開花予想は3月20日! 絶景桜の名所シリーズ 「祇園・東山・岡崎」

コロナウィルスの影響で、京都でも軒並みイベントが中止されていますが、自然の風景は、変わらずに季節の移り変わりを伝えてくれます。暖冬で少し早い開花が予想される桜。見逃し禁止の絶景桜の名所ポイントをまとめました。

開花予想 3月23日(月)『円山公園』のしだれ桜

昼 16代 佐野藤右衛門が守るしだれ桜の枝ぶりを観賞

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八坂神社の、東大路沿いの門(西楼門)から入ると、本殿のその奥にある円山公園。桜の時季はこのあたり一帯に桜が咲き乱れ、各所から集まる花見客でごったがえします。その円山公園をずっと奥まで進み、ひょうたん池の手前に代々語り継がれるしだれ桜があります。
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撮影は朝の6時。トップシーズンでもこの時間だと、まだ人影もなく、降るような桜を独り占めできます。

夜 人生で忘れられない桜になる、円山公園の幽玄な夜桜

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一般的なソメイヨシノの寿命が60年といわれるのに対して、しだれ桜の寿命は長いもので300年ともいわれます。いま、円山公園にあるしだれは2代目で樹齢90年。植藤造園の第15代当主・佐野藤右衛門(庭師の号)が植樹し、16代が見守る桜です。
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桜の根元までは近寄れないようにガードが張られていますが、昔は花壇の縁に座って、ビール片手に夜桜を見上げたもの。隣にいる相手の姿がいつもの数倍ステキに見えるのはこの夜桜の魔法でしょうか。
毎年、桜が咲き始めると、宴会が始まります。なんとなく、酔客さえ上品に感じさせてしまう祇園の夜桜。人の心を惑わす佐野藤右衛門の桜に会いに行きませんか。

※ライトアップは実施されますが、露天や屋台などはありません。

◆ウェザーニュースの2020年、円山公園の桜開花予想は「3月23日」です。

『祇園白川』の桜

伝統的建造物群保存地区「祇園白川」の川べりに咲く桜

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京都の特色ある歴史的な町並みとして保全されている祇園新橋地区。細くゆるやかに流れる白川沿いにしだれ桜の花が垂れ、風情のなかに春のやさしさを感じる散歩道。
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巽神社のあたりまで、桜並木が続きます。祇園四条の駅から川端通を北に上がり、白川筋を石畳に沿ってあるく桜散歩。小さな橋(巽橋)の横にある小さな神社には、舞妓さんや芸妓さんが芸事の上達を願いに訪れる辰巳大明神が祀られています。数々のドラマのロケ地にもなっているこの場所。桜の季節はより一層の美しさがあります。

祇園の街を、ほろ酔いで見上げる夜桜の美しさ

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名の知れたお店ばかりが立ち並ぶ白川筋。すこし贅沢なごはんを食べて、ほろ酔いで歩く石畳の道。見上げれば、店々の光に浮かび上がる夜桜。春だけの特別なお楽しみです。
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鳥居前の桜は、京都らしさ溢れる撮影スポット。いつでも、どんな瞬間でも、自分の好きなタイミングで見られるのが街路樹のありがたさ。近くを通った際は、ちょっと寄り道してみては。

開花予想3月23日(月)『岡崎疏水』の桜

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盛りの時季は限られても、24時間、いつでも見られる路傍の桜。
周りの風景が美しく、近くに訪れたいポイントが点在していればさらに良し。
ということで、オススメなのが、京都の文化ゾーン、岡崎エリア。

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国立近代美術館や細見美術館の横を流れる岡崎疎水の両岸にはソメイヨシノが植えられ、
十石舟に乗って遊覧すれば、桜の航路を旅するよう。

死ぬまでに一度は乗りたい“十石船夜桜運転”

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そぞろ歩くだけでも楽しい、夜桜観賞。
でも、ゆらり揺られて船上から眺める夜桜はえも言われない美しさ。
「いつか見たい」なんて思っているうちに、「いつか」は叶わなくなるかも…。
早めに予約しましょう。

◆ウェザーニュースの2020年、岡崎さくら回廊十石舟めぐりの桜開花予想は「3月23日」です。

線路上を歩く『蹴上インクライン』の桜

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まるで気分は外国映画「スタンドバイミー」。
廃線跡を歩ける線路は、全国に点在していても、こうも美しい桜に囲まれた“歩ける線路”は、『蹴上インクライン』だけなのでは?
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かつては、南禅寺前の船溜りからロープのついた台車に舟を乗せて、巻上機で巻き取りながら運んでいたそう。よくぞ、そのままの姿をとどめてくれていました。

新しく作ろうと思っても作れない、昔の時間の流れが作り出した遺構。毎年、こうして桜を楽しむことで後世に繋いでいきたいですね。

世界遺産 『清水寺』の桜

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王道中の王道。清水寺の舞台から見る桜。
上級者はさらに奥の院に進んで、奥の院の舞台から桜の雲海に包まれた清水の舞台を観賞。

2020年2月に本堂の屋根の檜皮葺き替え工事が終わり、約50年ぶりに新たな檜皮に葺き替えられた清水寺本堂と令和初の桜を一緒に眺めれば、運気さえ高まりそうな気がします。



◆ウェザーニュースの2020年、平安神宮の桜開花予想は「3月22日」です。
2020年、日本でオリンピックが開催され、令和初の桜が咲き、本来ならお祭りムード一色だったはずの春。コロナウィルスで暗い気分になる日々ですが、桜の溢れるパワーに触れて、気持ちを春色に染めませんか? 観光が自粛されている分、ゆったりとお花見を楽しめるかもしれませんよ!
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