2021年2月12日 更新

【秘境】仏像マニア&ネコ好き必訪!京都最南端の人里離れた穴場寺院「浄瑠璃寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は奈良との府県境、京都府木津川市加茂町の山間にある知る人ぞ知る秘境寺院。貴重な仏像をはじめ、ネコ好きにもうれしいお寺。

仏像マニア&ネコ好き爆涎の穴場的お寺

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京都府木津川市加茂町。ちょうど奈良との府県境。以前からこの辺りに興味があり、車で観光がてらやってきました。

このあたりは『当尾(とうのお)』と呼ばれる地域で、京都府の文化財環境保全地区。平安時代から室町時代の石仏や石塔が点在する地区。京都最南端の場所ということもあり、京都市内や他の地域の寺院にはない、独特の雰囲気を求めやってきました。
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今回訪れた浄瑠璃寺は、平安時代創建の真言律宗のお寺。南都(奈良)仏教の聖地として大寺の僧の修養、研鑽場として出入りした場所で、小田原別所と呼ばれていました。

創建時のご本尊が薬師仏であったことから、その浄土である浄瑠璃世界が寺名の由来に。

その後、9体の阿弥陀仏とそれを安置するお堂を建立し、庭園が整備され、京の都から三重塔を移築されたことにより、今も残る伽藍が出来上がったとされます。
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で、境内に侵入しようとすると、ネコがお出迎え。
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他、人懐っこくすり寄ってくるネコも。ご住職が飼われているようで、少なくとも4匹ぐらいは見かけました。のんびりと悠々自適に過ごすネコたち。
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そして、本堂横の寺務所。こちらから本堂へ。
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途中、こんなかわいい図柄入りの手づくり石鹸も販売されています。
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本堂の中は撮影禁止。外観はこの通り。

お寺の通称『九体寺』の所以となる、9体の阿弥陀如来像を安置する本堂『九体阿弥陀堂』。平安末期、京都を中心に競って建立された、九体阿弥陀仏をまつるために建てられた横長のお堂で、現存する唯一のもの。
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建物の外観からもわかるように、国宝・阿弥陀如来像が9体(一部修理中で拝観できないものもありましたが)横並びになっていて、しかもそれが間近で拝観できました。平安時代のお堂、像ともに、現存するものとしては唯一。古い歴史を重ねた阿弥陀如来像の黄金色の輝きは、他には代えがたい荘厳な雰囲気。見るもの全てが圧倒される、そんな存在感。

他にも、平安時代から鎌倉時代の作、地蔵菩薩立像(子安地蔵、延命地蔵)、吉祥天女像など、貴重な仏像展に来たような、そんな見ごたえ感。
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本堂前、境内は浄土式庭園になっていて、中心には池があり、西側にこの本堂が配置。
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そして、その対岸の東側には三重塔が配置。
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ぐるっと回遊して、東側の三重塔へ。

平安末期、治承2年(1178年)、京都の一条大宮から移建されたもので、中には薬師如来像が安置。この時は拝観できませんでしたが、毎月8日、彼岸の中日には拝観可能とか。
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三重塔から望み、池を挟んで向こう側に本堂。

これは太陽の上る東方、こちら側に薬師如来、その太陽が沈んでいく西方の浄土に阿弥陀如来をまつる、平安時代の寺院の典型的間取りで、平等院鳳凰堂もその一つ。

古来、人々は浄土の池の東から彼岸の阿弥陀仏に拝礼。そして、春分や秋分『彼岸の中日』には九体仏の中尊、來迎印の阿弥陀仏の後方に太陽が沈むように、本堂が設計されているんだとか。
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今回、拝観中の本堂で、こんなものを見つけ、即買い。最近あまり見かけなくなった土鈴。しかも温かみある手づくりの鬼瓦型。

お寺の方に聞くと、本堂の鬼瓦を模してるんですよ、とのこと。
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本物はこちらですが、厄除けにもなり、さらにデザインの面白さもあり。これも、平安期の意匠なのか。
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他、九体佛の御朱印もいただきました。
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境内までの参道両脇には馬酔木の木があり、早春には見頃をむかえるそうです。そして、紅葉シーズンにもなかなかの絶景とか。
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参道脇には、茅葺屋根のお食事処もあり、トータル的にゆったりと過ごしたくなるお寺。

なかなかの秘境的立地の穴場感。ですが、かなり満足度高い体験になりました。オススメです!

詳細情報

名称:浄瑠璃寺
場所:京都府木津川市加茂町西小札場40
電話番号:0774-76-2390
関連サイト:http://0774.or.jp/temple/jyoruriji.html
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