2019年4月4日 更新

【京都お寺めぐり】桜も見ごろ☆桃山時代を代表する絵師・長谷川等伯の巨大涅槃図特別公開中「本法寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は茶道の家元の表千家・裏千家のある場所に立地し、茶の湯ともゆかりのあるお寺。京都三大涅槃図に挙げらえる長谷川等伯の作品が特別公開中。

桜見ごろの本法寺春季特別寺宝展

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堀川今出川をさらに上がり、寺之内界隈。東は烏丸通、西は御前通、さらには盧山寺通に合流する寺之内通。豊臣秀吉による京都改造によって寺院が集められたのが「寺之内」。とくに日蓮宗のお寺が集中します。本法寺も日蓮宗。
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先月も参拝しましたが、今回はこちらの春季特別寺宝展がお目当て。そして、境内の桜見物にやってきました。
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先月の景色とは一変の境内。桜のピンク色が春らしい様相に。
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ピンク色が差す多宝塔は寛政年間建立。

もとは四条高倉にあったお寺。一条戻橋辺に再建し、さらに天正15(1587)年現在に地に。途中、1788年(天明8年)天明の大火により焼失し再建。
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意外と桜の木がたくさん植えられていることに、開花して気づくパターン(笑)ここ、穴場的桜スポットですね。それでも、多くの方が撮影されていました。
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本堂。その傍らには、長谷川等伯の像が。

長谷川等伯は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した絵師。京都の仏閣では襖絵や屏風絵など、至る所で等伯の作品を目の当たりにでき、作品としても素晴らしいことは当然ですが、秀吉や千利休を魅了し、その寵愛ぶりが伺えます。

長谷川等伯は石川県七尾の出身ですが、上洛の際ここ本法寺を頼り、お寺にも作品を残し、さらに遺骨もこちらに葬られています。
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さらに、琳派の祖・本阿弥光悦の菩提寺でもあり、光悦筆の扁額が飾られています。
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今回の最大の目的はこちらで公開中の春季特別寺宝展。
京都三大涅槃図に挙げられる長谷川等伯作『佛涅槃図』。作品の撮影はもちろん禁止でしたが、高さ10m、幅6mの巨大な涅槃図は見上げながら鑑賞するダイナミックな作品。会場自体2階建てで涅槃図上部は2階からも間近で鑑賞できました。

彩色が鮮やかで、とても保存状態のいい涅槃図。ガイドさんの詳しい説明付なので、とてもわかりやすく鑑賞。さらに、別室の映像でも紹介され、絵師としてのセルフプロデュースに長けた長谷川等伯の意外な人柄を発見したり。等伯を掘り下げるならハズせない場所。
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さらに、庭園へ。
こちらには桃山時代から江戸時代に活躍した琳派の祖・本阿弥光悦作庭の『三つ巴の庭』があります。

書・絵画・陶芸・漆芸などあらゆる芸術分野で類稀なるマルチな才能を発揮した光悦。
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すでに、この回廊自体が三方に広がり独特な造り。
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その周りにもお庭が。中央にあるのが光悦のつくばい。
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そして、こちらがメインとなる『巴の庭』。縁側には座布団が敷かれ、ゆっくり腰を据えて鑑賞できるようになっています。
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そして、お庭の中央。
左が半円二つを組み合わせた円形石で象形文字状で横向けになった『日』。右が十角形の蓮池で『蓮』を表し、これで『日蓮』。光悦が熱心な法華信者であったことの表われでもあります。
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そして、庭名の所以となる『巴』がそのまま庭に3つ配置。
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向かって左手。
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中央。
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そして右手。
わかりづらいですが、巴紋が描かれています。国の指定名勝。
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時代を経て、こなれた庭風情ですが、かなり斬新な意匠。光悦のその非凡な才能があふれる名庭。これはかなりオススメ。必見です!

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詳細情報

住所:京都市上京区小川通寺ノ内上ル本法寺前町617番地
電話番号:075-441-7997
拝観時間:10時~16時
公式サイト:https://eishouzan.honpouji.nichiren-shu.jp/index.htm

春季特別寺宝展
拝観期間:平成31年(2019年)は3月26日(火)~4月21日(日)
拝観時間:10時~16時
拝観料:大人:1,000円/中高生:600円/小学生以下:無料

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