2020年10月8日 更新

美味しい珈琲飲み歩き☆【まいまい京都】人気のコーヒーツアー「河原町・三条編」

【まいまい京都】のミニツアー☆トラベリングコーヒー牧野さんガイドによる人気のコーヒーツアーが9/26開催されました☆今回は次世代の珈琲店が密集する河原町・三条エリアを歩きます♪

次世代の珈琲勢揃い☆水出し、急冷、こだわりマリアージュまで

 (192537)

京都ミニツアー「まいまい京都」は、京都の住民がガイドを務め、京都人にもあまり知られていないマニアックで奥深いところを紹介する人気のミニツアー。

その中でも人気の高いトラベリングコーヒーの牧野さんガイドによるコーヒー飲み歩きツアー。
オンラインツアーを挟んで約半年ぶりのリアルツアーだった8月に続き、9月26日に開催されたのは前回と同じタイトル「三条編」。
しかし今回は同じタイトルでも全く違うコース。
前回から行き先を明らかにしないミステリーツアー的スタイルになっていますが、確実にこの方が面白いですね。

相変わらず人気が高すぎて申し込みしてもなかなか当たらない高倍率。
貴重な人気コーヒーツアーに密着、同行してツアーの様子をレポートします。

1軒目 TRAVELING COFFEE(トラベリングコーヒー)

 (192535)

スタートは牧野さんのお膝元「TRAVELING COFFEE(トラベリングコーヒー)」。

今年7月に元・立誠小学校跡地を改修してオープンした「立誠ガーデンヒューリック京都」内にあります。
もともとは2015年から元・立誠小学校の旧職員室で営業していた同店。
工事期間の間、敷地内の仮設建物や下京のるてん商店街などで営業を続け、地元地域の強い要望があって生まれ変わったこの場所に戻ってこられました。
 (192539)

新しくなったお店はコーヒースタンドのスタイルに割り切って、目の前に広がる芝生広場で自由に過ごすのが基本のカタチ。
隣のヒューリックホール前のスペースも利用可です。
 (192536)

今回も猛暑は峠を越えたものの、まだまだ暑さが残る気候。
アイスコーヒーをテーマにコーヒー巡りです。

こちらでは「コロンビア ピンクブルボン ナチュラル」 中浅煎りを淹れていただきました。
バランスの良さで人気のブルボン種は通常でも希少な品種ですが、ピンク色に熟すこの豆はその中でも特に貴重なものだそうです。
華やかな香りと気品を感じさせるバランスの良さはとても特別な印象ですね。

トラベリングコーヒーではそうした他ではなかなか味わえない貴重なものが集まってきています。
 (192540)

 (192541)

芝生の緑が視界に入り、朝一番の一杯は爽やかです。
 (192542)

 (192543)

 (192544)

2軒目 Direct Coffee Kyoto(ディレクトコーヒーキョウト)

 (192698)

 (192699)

2軒目御幸町六角を目指しますが牧野さんのホームである街中は紹介スポットがいっぱいです(笑)。

土佐藩邸跡の岬神社(通称土佐稲荷)前にて。
 (192700)

立誠ガーデンヒューリック京都の裏手(西側)にある路地。
この奥にELEPHANT FACTORY COFFEE(エレファントファクトリーコーヒー)があります。
遅い時間までコーヒーが飲める貴重なお店です(13時-翌1時)。
 (192701)

DRIP & DROP COFFEE SUPPLY(ドリップ&ドロップ コーヒーサプライ)蛸薬師店前にて。

シャッター開いてない店前で話してるのもシュールですね。
コーヒーの話から何故か競馬の話に(笑)。
 (192702)

2軒目はDirect coffee Kyoto(ディレクトコーヒーキョウト)さん。

御幸町六角西入ル。
2020年1月オープンしたお店です。
ダイレクトではなくディレクト。
”演出する”という方向の意味が正解かと思います。
 (192703)

オーナーでバリスタの西尾逸平さん。

紹介時に自然に拍手が湧き上がったという、このコーヒーツアー始まって以来の出来事はイケメンだから?(笑)
JBC(ジャパン バリスタ チャンピオンシップ)の公認ジャッジの資格を持つコーヒーのスペシャリストです。
 (192704)

豆は東京のGLITCH COFFEE。
エチオピア グジの浅煎りを水出しアイスでいただきました。
オレンジのような爽やかなフレーバー。

水出しは一度蒸らした豆から抽出。時間を決めず”濃度計”の数値でコントロールされています。
 (192705)

コーヒーのお共にいただいたのは Brutti ma buoni(ブルッティ・マ・ブォーニ)というイタリア伝統的なメレンゲ菓子。

名前は"ブサイクだけど美味しい"という意味だそうです。
アーモンドとピスタチオが入っており、食感に変化があって面白い。
 (192706)

 (192792)

3軒目 TRIBUTE COFFEE(トリビュートコーヒー)

 (192794)

3軒目へ向かいます。
牧野さんお気に入りのお店もご紹介。
 (192795)

「甘党茶屋 梅園 三条寺町店」前にて。

「まいまい京都」の過去コースでも、牧野さんのツアーでもお馴染みの場所。
 (192796)

ここは素通りできない!

老舗の「スマート珈琲店」。
こちらも今年になって全面禁煙となりました。
 (192797)

3軒目は「TRIBUTE COFFEE(トリビュートコーヒー)」さん。

河原町姉小路下る東側。

 (192798)

3Fにあるお店はサロン風の落ち着いたお店。

オーナーの栗林さんはスターバックスコーヒーでキャリアを積まれた方。
 (192799)

 (192800)

 (192802)

レフティなのはともかく、座ってドリップされるのに少しどよめきが。

もちろん何が正統かではなく、安定した抽出にはその人独自のスタイルがあっていい訳ですよね。
 (192803)

蒸らしの段階でスプーンで攪拌されます。

浅煎りのタイプの豆は、深煎りと比べてガスの排出が少なく膨らまないため、お湯とより馴染ませるための手法。
これで豆の持つポテンシャルを最大限に引き出すわけですね。
そして決められた湯量を入れ、最後まで全部落としきる。
これまでは雑味が出るという理由で最後落としきる前で止めるのが常識でしたが、豆そのものの品質が高くなった今では、この方が安定した抽出が出来るんだそうです。
 (192801)

 (192804)

 (192805)

 (192806)

コーヒーのお共は美山牛乳を使ったチーズケーキ。

これ、絶品でした。美味しい!

4軒目 EL PUENTE COFFEE LABORATORY(エル プエンテ コーヒー ラボラトリー)

 (192892)

4軒目へ向かうのに河原町三条を東へ。

指差してるのは「葦島珈琲」さん。
 (192894)

葦島珈琲さんのブレンド方法を説明中。
オーダーごとに一杯分ずつ豆をブレンドされるのです。
 (192897)

ここも素通りできませんね。
今の京都の珈琲シーンに至る歴史に大きく貢献した「小川珈琲」さん
 (192896)

スターバックスのコンセプトストアでもある京都三条大橋店を背景に。

三条大橋を歩く姿は”幕末の志士”っぽいですね(笑)
 (192898)

美味しいお店情報も。
 (192900)

 (192902)

 (192904)

東大路を過ぎて古川町商店街まで来ました。
 (192906)

4軒目は EL PUENTE COFFEE LABORATORY(エル プエンテ コーヒー ラボラトリー)さん。

キョウトピでも以前紹介させていただきましたが、コロンビア産の豆だけを扱うコーヒー店です。

https://kyotopi.jp/articles/ydwWD
 (192908)

こちらでは今話題のアナエロビック。
豆の精製工程において発酵を促進させる工程を含み、より芳醇で今までにないフレーバーが生み出されるもの。

いただいたのはイチゴの甘いフレーバーを感じるものでした。
新しいコーヒーの味に出会うというのも面白いですね。
こういう楽しみ方もあるのです。
 (192909)

 (192927)

 (192911)

 (192928)

 (192913)

 (192914)

今回のツアーでは、今までの常識にとらわれない新しい流れにスポットが当たったと思います。

新しい精製方法による今までなかったフレーバーに注目されたり、豆自体の品種も新しい交配種(ハイブリッド種)がどんどんピックアップされたり、コーヒー業界の中にあっても周知が追いつかないほど情報がスピードアップして流れて来ます。
昔と比べて豆に品質が飛躍的に上がったために以前はタブーだったことも今では全然オッケーだったり。

もちろん今までのコーヒー文化が古くさくなるわけでなく、あくまで嗜好品であるコーヒーを自由に楽しむ上で、新しい流れを拾ってみるのも1つの楽しみ方ですね。

そろそろコーヒーイベントも再開の兆しです。
変わらない自身の好みを追求するのもよし、新しいネタでコミュニケーションを楽しむのもよし、
”エンジョイコーヒータイム!”ですね。

ツアー 基本情報

[ツアータイトル]    ※ ツアーは終了しています

【珈琲・三条編】トラベリングコーヒー牧野さんと絶品アイスコーヒーめぐり
~次世代の珈琲勢揃い☆水出し、急冷、こだわりマリアージュまで~

開催日時: 2020年9月26日(土)9:00~12:00頃

コースルート:【距離:2.0km】トラベリングコーヒー(1軒目) → 2軒目 → 3軒目 → 4軒目 → 東山三条あたり (解散)

参加費用:  5,000円(保険料含む) ※アイスコーヒー飲み比べ、試食付き
       ※中学生以下も、参加費用が必要です。

定員:    15名(要予約)

詳細:    https://www.maimai-kyoto.jp/
58 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

千恋し 千恋し