2022年3月2日 更新

【京都ぶらり】夏の風物詩鴨川納涼床でおなじみ『先斗町』☆有名割烹から歌舞練場まで

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都の通りを歩くシリーズ。京都五花街にも数えらえる歓楽街のある通り『先斗町』をぶらり。

南北500メートルを走る華やかな通り『先斗町』

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中京区、四条大橋西詰、鴨川の西側に並行する通り『先斗町(ぽんとちょう)』があります。今回は南端であるここから北端の三条通りまでの約500メートルの道のりをご紹介します。

先斗町は難読地名の一つにも時々挙げられますが、名前の由来として、ポルトガル語(ponta(先)、ponte(橋)、ponto(点))から名付けられたとの説や、鴨川と高瀬川の川(皮)にはさまれた堤(鼓)にたとえてポンと音がすることからついたとの説など、諸説あり。
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もともと鴨川の州だった場所で、江戸時代、寛文10年(1670年)に護岸工事で埋立てられ新河原町通と呼ばれていたとか。正徳二年(1712年)頃、この界隈に茶屋が設けられ、当初高瀬川を利用する高瀬舟の船頭や旅客が利用し、さらに旅籠屋で茶立女を置き、安政6年(1859年)芸者嫁業の公許が下り、花街となったのが始まりとか。

明治5年(1872年)には第1回京都博覧会の観光客誘致として「鴨川をどり」を初演。以来、先斗町は祇園と並ぶ花街として知られるようになりました。
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そんな歴史もあり、どちらかというと昼の街というより夜の街という印象で、最近でこそ昼営業の飲食店も増えましたが、基本夜営業のお店が大半です。
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この時、通りにはキレイなお花が飾られ、花灯篭になっていたり、軒先の一輪挿しに飾られていたり。それを撮影しに来る方もいました。もしかしたら、この花々を撮影する目的なら夜よりも昼のほうがよく見えていいかもしれませんね(笑)
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途中、鴨川を望める場所もあり、夏には風物詩・鴨川納涼床でにぎわう場所であることを改めて感じられます。
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途中、通りの西、木屋町通との間に、かなり細い路地がいくつもあり、その路地沿いにも知る人ぞ知る名店があったりするのが先斗町の面白さでもあったり。
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現在はバー営業のみとのことですが、かなり古い佇まいの洋食店『一養軒』は知る人ぞ知る隠れ家的お店。
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さらに、人気割烹『酒処てらやま』。いったん藤井大丸南の路地奥の京町家リノベ店を移転オープンされましたが、もともとの本拠地であるこの場所でも、昨年からまた営業を再開されてる様子。
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細い格子や犬矢来など、京都らしい風情が感じられ、何よりこのこじんまりと細い通りがまた魅力的。

だんだら模様の石畳が整備され、さらに2021年に無電柱化が完了し、その景観にもいろいろな配慮がなされています。
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これも京都らしいお店というべきか、たこ焼きを小粋な大人フードに大変身させてワインとともに提供するたこ焼きバー『ぽんたこ佐倉』。格子戸の調理場で焼いているのがたこ焼きとは、ちょっと意外ですが(笑)
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さらに、また横に走る細い路地。手前にはお茶が楽しめるお店『長竹』。
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さらにその奥。有名割烹『余志屋』。季節の美味しい肴と京都らしい料理を提供する食通の間でもよく知られるお店。
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さらに通りを上がっていきます。
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この辺りのランドマークでもある『先斗町歌舞練場』。大正14年(1925年)に着工、昭和2年(1927年)に完成した歴史的建造物でもあり、当時は「東洋趣味を加味した近代建築」と賞賛されたんだとか。
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通常、南座で開催される冬の風物詩・吉例顔見世興行ですが、耐震工事のためその会場をここ先斗町歌舞練場に移った時の様子がこちら。客席と舞台との距離が近く、演者がかなり近くで観れる、昔の舞台小屋的風情も感じられる素敵な佇まいでした。毎年春に開催される『鴨川をどり』の会場でもあり、先斗町の芸舞妓が一堂に会する華やかな舞いが演じられます。
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そして、北端の龍馬通に到着。
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先斗町の西側に並行する木屋町通がこちら。木屋町もどちらかといえば夜の街なので、昼は比較的静かですね。今回は昼間に訪れましたが、夜の風情をそぞろ歩きしながら楽しむのもテッパン。ご参考に。

なお、現在コロナ禍、感染予防対策により、ご紹介した飲食店においては営業日時を変更されてる可能性あり。来店の際にはご確認ください。
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