目次
一条天皇の御陵「圓融寺北陵」
一条天皇は986年~1011年に在位した第66代天皇で、母の藤原詮子はNHK大河ドラマ「光る君へ」でお馴染みの藤原道長の実姉です。
つまり一条天皇は藤原道長の甥にあたります。
つまり一条天皇は藤原道長の甥にあたります。
京都市内を見渡せる見事な眺望
そんな一条天皇の御陵は京都屈指の観光名所「龍安寺」の朱山にある「圓融寺北陵(えんゆうじのきたのみささぎ)」です。
京都市内を一望できる見事な眺望の御陵で、ぜひ一度は訪れたい陵(みささぎ)です。
京都市内を一望できる見事な眺望の御陵で、ぜひ一度は訪れたい陵(みささぎ)です。
圓融寺北陵までの道のり
圓融寺北陵へは龍安寺を右回りに迂回して訪れます。
龍安寺の正面参道を過ぎて金閣寺方面の駐車場に向かいます。
駐車場を奥に進むと二又に分かれた道がありますが、左側の道が圓融寺北陵へと通じる道です。
少し分かり難いですが、一応、宮内庁の立て看板もあります。
看板自体が小さく、植え込みに隠れ気味なのと、文字が薄れて読み難くはありますが、「一条天皇 圓融寺北陵」と矢印で方向を指し示してくれています。
看板自体が小さく、植え込みに隠れ気味なのと、文字が薄れて読み難くはありますが、「一条天皇 圓融寺北陵」と矢印で方向を指し示してくれています。
宮内庁の立て札の示す方向に進むと、T字路に行き当たります。
ここには案内看板が立てられていますが、案内に従い、龍安寺とは反対の方向へと進みます。
ここには案内看板が立てられていますが、案内に従い、龍安寺とは反対の方向へと進みます。
こちらが御陵への入り口となる場所です。
ここまでで龍安寺の駐車場から徒歩5~6分といった道のりです。
ここまでで龍安寺の駐車場から徒歩5~6分といった道のりです。
龍安寺朱山七陵
龍安寺の朱山には、一条天皇を含め、7つの天皇・皇后陵があり、「龍安寺朱山七陵(りょうあんじしゅやましちりょう)」と呼ばれています。
後朱雀天皇皇后禎子内親王「圓乗寺東陵」
まず最初に見えてくるのが禎子内親王の「圓乗寺東陵(えんじょうじひがしりょう)」です。
禎子内親王は三条天皇の皇女で、後朱雀天皇の皇后です。
禎子内親王の母、つまり三条天皇の皇后は藤原道長の次女・妍子で、つまり禎子内親王は藤原道長の孫にあたります。
禎子内親王の母、つまり三条天皇の皇后は藤原道長の次女・妍子で、つまり禎子内親王は藤原道長の孫にあたります。
後三条天皇・後冷泉天皇・後朱雀天皇の三御陵
次に見えてくるのが後三条天皇の「圓宗寺陵」、後冷泉天皇の「圓教寺陵」、そして後朱雀天皇の「圓乗寺陵」の三御陵です。
後朱雀天皇は一条天皇の第三皇子で、母は藤原道長の長女・彰子です。
後冷泉天皇は後朱雀天皇の第一皇子で、後三条天皇は一条天皇の第二皇子です。
後冷泉天皇は後朱雀天皇の第一皇子で、後三条天皇は一条天皇の第二皇子です。
3つの御陵は手前から即位の順に後朱雀天皇、後冷泉天皇、後三条天皇の順に並んでいます。
3つの御陵がこうして並んでいることはとても珍しく、三代の天皇が在位した1036年から1073年の37年間の重みを感じます。
圓融寺北陵へ向かう
禎子内親王陵、そして後三条天皇・後冷泉天皇・後朱雀天皇の三御陵を過ぎるといよいよ一条天皇の圓融寺北陵へと向かいます。
ここからは少し急な上り坂となります。
山の奥へと立ち入るので、イノシシとシカの侵入を防ぐ柵がありました。
閉め忘れがないように注意して先へ進みます。
しばらくは上り坂が続きます。
道は舗装されていますが、少し疲れる道のりであることは否めません。
運動靴など歩きやすい靴で来られることをおすすめします。
道は舗装されていますが、少し疲れる道のりであることは否めません。
運動靴など歩きやすい靴で来られることをおすすめします。
10分ほど歩くと周囲が明るくなり、山を登って目的地に近づいたことがわかります。
そして急に開けた場所に出てきたと思ったら、ここが一条天皇の圓融寺北陵でした。
山中に佇む陵(みささぎ)はとても荘厳で、自ずと背筋の伸びる思いです。
そして眺望がとても素晴らしいです。
ここまで山道を歩いてきた疲れが吹き飛びます。
ここまで山道を歩いてきた疲れが吹き飛びます。
一条天皇の御陵には同域に堀川天皇の御陵も並んでいます。
堀川天皇は白河天皇の第三皇子で、 後三条天皇の孫にあたります。
円融天皇火葬塚
一条天皇の圓融寺北陵のさらに先に、円融天皇の火葬塚があります。
円融天皇の火葬塚に向かうには、一条天皇の圓融寺北陵と同じ上り坂が続きますが、ここまで来たら、ぜひ龍安寺朱山七陵を全て巡ることをおおすすめします。
10分ほど歩くと、円融天皇の火葬塚が見えてきます。
円融天皇は一条天皇の父で、一条天皇の二代前の天皇です。
因みに一条天皇の一代前の天皇・花山天皇の叔父にあたります。
円融天皇は一条天皇の父で、一条天皇の二代前の天皇です。
因みに一条天皇の一代前の天皇・花山天皇の叔父にあたります。
円融天皇の火葬塚までくれば龍安寺朱山七陵はもちろん、朱山も登頂したような満足感が得られます。
一条天皇陵は、陵(みささぎ)だけではなく、龍安寺、陵からの眺望、龍安寺朱山七陵、そして朱山登山と大いに散策が楽しめます。
ぜひ一度、歩きやすい服装で、足を運んでみてはいかがでしょうか?
一条天皇陵は、陵(みささぎ)だけではなく、龍安寺、陵からの眺望、龍安寺朱山七陵、そして朱山登山と大いに散策が楽しめます。
ぜひ一度、歩きやすい服装で、足を運んでみてはいかがでしょうか?
アクセス
<一条天皇 圓融寺北陵>
◇所在地
〒616-0000
京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
龍安寺内
◇電車
・嵐電:龍安寺駅より 徒歩30分
◇バス
・京都市バス:竜安寺前より 徒歩20分
◇駐車場
・ナシ
※龍安寺を併せてお参りする際は、龍安寺の有料駐車場が利用できます。
◇所在地
〒616-0000
京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13
龍安寺内
◇電車
・嵐電:龍安寺駅より 徒歩30分
◇バス
・京都市バス:竜安寺前より 徒歩20分
◇駐車場
・ナシ
※龍安寺を併せてお参りする際は、龍安寺の有料駐車場が利用できます。
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