2022年12月20日 更新

一年先まで予約が埋まる京都有名和食店の2号店!「二条やま岸」

今回は予約が取れないことで有名は懐石料理店『富小路やま岸』の2店舗目が2019年10月、二条にオープン。プレオープンからすでに注目。行ってきました。

一年先まで予約が埋まる京都有名懐石料理店の2店舗目

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中京区、二条駅から東へ。細い路地を入った住宅街。目指すお店はこちら。
美食家から注目を浴びる、有名懐石料理店「富小路やま岸」の2店舗目が2019年10月3日オープン。プレオープン時から注目で、今回予約して初訪問。というか、本店自体行ったことないんですが(笑)
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古い京町家一軒を丸ごとリノベーションして店舗に。建物自体は古そうですが、外観からは真新しさとモダンさも感じます。

窓からはお店の中がうかがえ、まだ幼木の青もみじが見えます。
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石畳から引き戸のエントランスを経て中へ。こちらでは靴を脱いで入店。
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店内は廊下沿いに、こんな掘りごたつ式のテーブルを配した個室が並び、全部で22席。わりとカジュアルな雰囲気でもあり。
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じつは予約の段階で、どんな料理だか確認しないおまかせ状態だったので、ここで知りました(笑)
本店はカウンター懐石のお店ですが、こちらでは鍋料理をメインにし、その前に何品かお料理が出てくる15000円のコース仕立て。

10月は牛肉と木の子の鍋。月替わりのようです。

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ドリンク類は一通り。
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シャンパンやワインもあります。
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今月オープンということで、おめでたい祝い酒が最初に供されました。
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そして、まず最初に出てきたお料理。ホッキ貝と紅白なますの柿釜。
四角いタイプのたねなし柿を器に見立ててくり抜き、その中に折り重なるように貝やなますが入った、秋らしい一品。
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いい肉厚のホッキ貝。底部分には白和え様の和え衣が埋め込まれ、上部と下部で2ウェイで味の違いが楽しめます。彩りも豊か。
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さらに、無花果と雲子の白味噌ソース。
底部分に輪切りした無花果が敷かれ、その上に揚げた雲子、白髪ネギや菊花がトッピング。その周りに白味噌ソース。優しい色目の一品。
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ほんのりと甘い無花果と白味噌ソース。雲子は外側香ばしく、中トロッとした食感の揚げ具合。これもお酒が進む一品。
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本店だったら、大将から手渡しされるスペシャリテである雲丹ドック。まあ、こちらはカウンターがないのでそれが叶わないので、セルフ巻ということになりますが(笑)

ネタをそのまま食べてもよし、添えられた海苔とご飯に乗せて巻いて食べてもよし。濃厚な雲丹、イカ、鮪。どれもクオリティ高い素材。
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さらに琵琶湖の鰻を開かずに筒状に香ばしく焼いて、タレ漬け。
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こうして筒状で食べるのもフレンチっぽくて面白いですね。案外、開いたものより脂が落ちないので、味わい濃厚かも。塩や山葵を付けて味変も。

揚げた銀杏や蓮根チップスが箸休めにもなります。
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日本酒も、この間、愛知の菊鷹・純米無濾過生原酒から、秋田の翆玉・特別純米無濾過生、滋賀の喜楽長・辛口純米吟醸などいろいろ注文。
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ここから、メインの鍋料理に突入。
まずはつけダレ。左から、ポン酢、温玉醤油、山椒味噌の3種類。
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最初、食べ方説明も兼ねて、お店の方が牛肉をしゃぶしゃぶしてくれます。いいサシ。お肉、産地失念(汗)黄ニラが添えられています。こちらは岡山産。
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鍋にはあらかじめうっすら下味が付いた出汁が張られ、黄ニラを投入し、その後牛肉をしゃぶしゃぶ。
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色が変わったくらいで、黄ニラを巻いて、好きな3種ダレを付けて。
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すかさず、温玉醤油に。ドロリと流れる黄身を浸しながら、一口で。
黄ニラのいい食感。そして濃厚な牛肉の脂、甘み、それを黄身がさらにコクを与え、ロワイヤルとも言える味わいに。
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で、あとは自分で。
牛肉、黄ニラ以外の具材に、木の子は松茸、まいたけ、椎茸の3種。他春菊。
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途中、温玉のタレに足してください、とトリュフ醤油。
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二人で来てたので、混ざらないように中央で仕切りがされています。鍋とはいえ、自分のぺースで食べられます。

最初に木の子類を入れたほうが、出汁が出るということで、全部入れ。
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そして、木の子のエキスが出汁に出たであろうタイミングで、牛肉をしゃぶしゃぶ。タレ、山椒味噌もフレッシュな山椒風味と味噌がアクセントに。

なんというか、お鍋って水臭い料理的イメージですが、ちゃんとお酒のアテになる濃厚さをキープしつつ食べられます。もっと単調になるかと思いましたが、飽きることなく美味しく最後まで。

オプションでにゅうめんにもできるということでしたが、鍋のみで終了。
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最後、ご飯は直火土鍋炊き。ツヤツヤ。
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醤油漬けになってるお漬物も添えられて。
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秋の味覚、〆は新米で。満腹。
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トイレに行く途中、表から見た青もみじを発見。屋内に坪庭が設えてあり、枯山水のミニ庭園に。
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お抹茶のサイダー割と丹波栗の自家製栗かのこで終了。
トータル1人2万円のまあまあ豪勢な料理となりましたが(笑)、これでも本店単価の半額なので、お手軽とも言えるわけですが。

本店はカウンター9席の激戦で1年先まで予約埋まってるため、こちらだったらまだ予約取れそうです。秋の京都で有名店の豪華な和食を、という方は御一考ください。

詳細情報

住所:京都市中京区西ノ京職司町8-1
電話番号:075-801-7900
営業時間:17:00 開店(最終入店20:00) 
定休日:火曜日・水曜日

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