2016年2月11日 更新

堀川丸太町 GWにオススメのアートイベント②[イベント]

GWにオススメのアートイベント①では、京都で開かれている初の国際現代芸術祭「PARASOPHIA」のメイン会場である京都市美術館をご紹介しましたが、

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②では、そのサブ会場となる堀川団地内の特設スペースの様子をご紹介します。

こちらのオススメポイントは何と言っても、入場無料だということ。世界的に有名な作家の作品を無料で観れる機会なんてほとんどありませんから、GWの1日を費やす価値はあります。

堀川丸太町を北に上がっていくと、今何かと話題の「堀川団地」内に会場があります。

知らないとなかなか入りづらい入り口。
もはや廃墟と化している団地の階段を上ると、

まず、二階の部屋での展示。ブラント・ジュンソーの作品。京都市美術館に展示してある作品と対になっているようです。
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3階は著名なピビロッティ・リスト。わー、すごいですね!和布団をスクリーンにしての映像作品。こういう雰囲気は美術館では出せないですよね。
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隣の部屋では天井をスクリーンにして、自然をモチーフにしたような映像が流れています。みんな、畳に寝転がって見ています。
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これは見応えがありました。空間と作品とが絶妙に混ざって、いい雰囲気を醸し出しています。時間が許せば、ぜひゆっくり体験していただきたい作品ですね。

少し北を上がった所にもう一つ別の展示があります。そちらも覗いていきましょう。

これらは笹本晃の作品。二つ部屋があって奥の方では、映像が流れています。これは作者の本拠地、ニューヨークで撮影されたもの。
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そして、手前のこの部屋はその映像で流れている部屋を再現しているのですね。会期の初めには、作者自身が映像と同じようなパフォーマンスを行っていたようです。折角だったら、その時に来たかったですね。
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堀川団地の会場はこの3作品だけでしたが、無料だということを考えると非常に満足のいく内容でした。なんだかよくわからないな〜、という人にはきちんと説明してくれるサポートスタッフもいるようなので、普段お金を払ってまで・・・・という人でも行きやすいのではないでしょうか?

近くにはおしゃれなお店やカフェも出来ているので、GWの1日をぶらりと散歩がてら、堀川商店街で過ごしてみるのもアリです!

堀川団地 基本情報

■住所
京都市上京区西堀川通下立売上る四町目55、下立売団地
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Taniguchi Taniguchi