千利休ゆかりの茶碗『楽焼』の歴代作品を展示する美術館
館内は2階建てになっており、第一~第三展示室に初代・長次郎の黒樂茶碗をはじめ、赤樂茶碗、桃山時代後期に始まった造形芸術流派『琳派』の祖として知られる本阿弥光悦の黒樂茶碗など、貴重な作品の数々を展示。
さらに、楽焼の茶碗づくりの様子もモニター動画で見ることができ、楽焼の製法が他のやきものの作陶と比べ、いかに一線を画すものかがわかります。
個人的に興味深かったのは、楽焼の原料となる土『聚楽土』が、やきものの土地としての認識が全くなかった現在の伏見区大亀谷のものを代々使用されていること。さらにやきものの原点でもあるような製法、轆轤を使用せず、手とへらだけで成形する「手捏ね」(てづくね)と呼ばれる方法で、一窯一椀備長炭低温焼成により作陶されることなど。そして数百年の時を経て今に至る茶碗には、触れて質感を確かめてみたい、自分の両手の中に収めてみたい、という名器の持つ不思議な魅力も感じました。知れば知るほど、その奥深さを感じる楽焼。
さらに、楽焼の茶碗づくりの様子もモニター動画で見ることができ、楽焼の製法が他のやきものの作陶と比べ、いかに一線を画すものかがわかります。
個人的に興味深かったのは、楽焼の原料となる土『聚楽土』が、やきものの土地としての認識が全くなかった現在の伏見区大亀谷のものを代々使用されていること。さらにやきものの原点でもあるような製法、轆轤を使用せず、手とへらだけで成形する「手捏ね」(てづくね)と呼ばれる方法で、一窯一椀備長炭低温焼成により作陶されることなど。そして数百年の時を経て今に至る茶碗には、触れて質感を確かめてみたい、自分の両手の中に収めてみたい、という名器の持つ不思議な魅力も感じました。知れば知るほど、その奥深さを感じる楽焼。
詳細情報
名称:樂美術館
場所:京都市上京区油小路通一条下る
電話:075-414-030
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日は開館)、展示替え期間
公式サイト:https://www.raku-yaki.or.jp/index.html
場所:京都市上京区油小路通一条下る
電話:075-414-030
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日は開館)、展示替え期間
公式サイト:https://www.raku-yaki.or.jp/index.html
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樂美術館は1978年に14代・覚入によって設立され、樂家歴代が次代の作陶の参考になるよう残し伝えた作品、古文書、茶道工芸品など約1000点を収蔵・随時展示。
樂家は日本の伝統的な陶芸技法の一つ、そして茶道で使用される茶碗『楽焼』を16世紀後半に茶人・千利休の指導の下、初代長次郎のより創出。楽家はその楽焼の技法を代々受けつぎ、現在で16代に渡る家柄。