2024年3月8日 更新

「春の人形展」も開催☆『宝鏡寺』の「曙梅」が見頃

「人形寺」として有名な「宝鏡寺」で、境内の「曙梅」が見頃との事だったので、梅香を聞きに行ってきました。その様子をご報告いたします。

光格天皇が命名された由緒ある「曙梅」

 (260334)

宝鏡寺の梅は光格天皇(1780~1817年)が「曙梅」と命名された由緒ある名梅で、桃色の可憐な花を大いに貯えていました。
 (260374)

境内には「曙梅」の後継樹も植栽され、数年先にはさらなる桃色花を楽しめそうです。

「人形寺」として有名な宝鏡寺

 (260377)

宝鏡寺は、歴代の皇女が住持を勤めていた尼門跡寺院で、天皇から多くの人形を賜り、それらが大切に保管されているとのことです。
 (260378)

宝鏡寺は普段は一般公開されていませんが、そうした人形を公開する人形展が行われ、その期間中は堂内を拝観することができます。
 (260381)

 (260382)

また、そうした人形との関りから「人形供養」も営まれるようになり、境内に人形塚が建立され、現在は「人形寺」と通称されるようになっています。

「春の人形展」が開催中

 (260387)

そんな宝鏡寺では「春の人形展」が開催されています。
 (260389)

孝明天皇遺愛の人形をはじめ、多くの人形が堂内に展示されています。
また、宝鏡寺で過ごされた皇女の生活のご様子や、当時着られていた十二単の展示解説、他にも徳川14代将軍・家茂に嫁がれた和宮親子内親王が幼少期に遊んだとされる「鶴亀の庭」など見所がいっぱいです。

梅香に誘われつつ、これらを見学に足を運んでみてはいかがでしょうか?

基本情報

【春の人形展】
 ◇開催日時
  ・2024年3月1日~4月3日
   10:00~16:00(受付15:30まで)
 ◇料金
  ・大人600円 / 小中学生300円
   ※20名以上団体割引あり

【宝鏡寺】
 ◇拝観時間
  ・春秋の人形展の時期のみ公開
 ◇拝観料
  ・有料

アクセス

【宝鏡寺】
 ◇所在地
  〒602-0072 京都市上京区寺之内通堀川東入ル百々町547
  tel:075-451-1550
 ◇電車
  京都市営地下鉄:今出川駅・鞍馬口駅より 徒歩15分
 ◇バス
  京都市バス:堀川寺ノ内より 下車すぐ
 ◇駐車場
  ・あり
23 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【京都春の一般公開】通称『人形の寺』で知られ名庭や狩野探幽作品も☆尼門跡寺院「宝鏡寺」

【京都春の一般公開】通称『人形の寺』で知られ名庭や狩野探幽作品も☆尼門跡寺院「宝鏡寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は上京区、川寺之内通東入る百々町にある、通称『人形の寺』で知られるお寺。現在、期間限定『春の人形展』絶賛開催中。
【京都紅葉特集】人形の寺と親しまれる「宝鏡寺」で人形展と紅葉を楽しむ

【京都紅葉特集】人形の寺と親しまれる「宝鏡寺」で人形展と紅葉を楽しむ

人形の寺と親しまれる「宝鏡寺」では、秋の特別公開 人形展が行われます。公開期間は11月1日(木)~30日(金)、普段非公開の「宝鏡寺」で人形展と紅葉を楽しんでください。
【京都俳句めぐり】与謝蕪村も祈願した女性パワースポット☆人形供養も「粟嶋堂宗徳寺」

【京都俳句めぐり】与謝蕪村も祈願した女性パワースポット☆人形供養も「粟嶋堂宗徳寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は下京区、京都駅西にある神仏習合の名残りあるお寺。女性の守護神として信仰を集め、俳人与謝蕪村も祈願しに訪れた場所。
【京都の梅】天神さんが華やかに賑わう季節の到来「北野天満宮」【花めぐり】

【京都の梅】天神さんが華やかに賑わう季節の到来「北野天満宮」【花めぐり】

寒い冬から、少しずつ春が訪れています。北野天満宮では、今年梅苑が「花の庭」として開苑。花の庭も境内も現在見頃のようです。撮影時は見頃手前でしたが、境内中心に紹介します(3月上旬撮影)
m.m | 1,521 view
【梅花祭】春はすぐそこに・・・2月25日に梅花祭が行われます「北野天満宮」【北野エリア】

【梅花祭】春はすぐそこに・・・2月25日に梅花祭が行われます「北野天満宮」【北野エリア】

梅の名所北野天満宮で恒例行事の「梅花祭」が執り行われます。野点(のだて)では上七軒の芸舞妓さんがご奉仕して下さる貴重な機会です。(画像は過去のものです)
m.m | 1,662 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

柳町イズル 柳町イズル