2020年10月5日 更新

【京都神社めぐり】祇園祭ゆかりの通称『元祇園社』☆季節の御朱印バリエーション豊富「梛神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は中京区壬生、四条通り沿いにある神社。通称『元祇園社』とも呼ばれ、祇園祭ゆかりの神社。

日本三大祭・祇園祭の起源にもなる神社

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中京区壬生、四条大宮をさらに西へ行った場所にある神社「梛神社」。

通称『元祇園社』と呼ばれ、日本三大祭の一つである祇園祭ともゆかりのある神社。
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北側にある鳥居をくぐるとスグに『御供石(ごくいし)』と書かれた案内板があり、一体その御供石がどこにあるのか探すと、敷地の鬱蒼とした、のぞき込まないと見えないような場所に鎮座。

平安時代、疫病の流行を鎮めるため、播磨国飾摩より牛頭天王を勧請し鎮疫祭を行ったのが神社の起源とされます。その際、梛の林中の御供石に神輿を置いて祀ったことが社名の由来ともされ、のちに今の祇園社(八坂神社)に遷座されたことから、「元祇園社」と呼ばれるように。

この御供石、もとは下京区万寿寺通烏丸西入の御供石町から昭和七年に移されました。というか、町名にもなっている石なんですね。
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境内、西側には社が2つ並んでいます。
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向かって左側が梛神社。両社の間には社名の由来になった梛の木もあります。御祭神は牛頭天王(素戔嗚尊)。

後に八坂神社に遷座される際、梛の住民が花飾りの風流傘を立て、鉾を振って楽を奏しながら神輿を八坂に送ったことが祇園会(祇園祭)の起源であるとされ、山鉾の中でも歴史の古い傘鉾のルーツはここから来ている、と言われています。
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向かって、右側にあるのは隼神社(はやぶさじんじゃ)。延喜式内社では主祭神・建甕槌神(たけみかづちのかみ)とされていますが、実際には隼を祀ったとか。勝運の御利益ありとされています。

創建は不詳ながら、平安期朱雀院の院内に祀られた神社とされ、江戸時代には「隼」が訛って「ハヤクサ」と読まれたことから、瘡(くさ:皮膚病の一種)の平癒に御利益があるとして信仰を集めました。その後大正7年(1918年)現在地の梛神社境内に遷座。

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さらに境内東側には上川稲荷。
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摂社・田中神社もあります。
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さらに、こちらでは通常の御朱印の他に、季節ごとの御朱印もあるようで、バリエーション豊富なことでも有名みたいです。

八坂神社や祇園祭のルーツとなる神社。さらに周辺にも関連する史跡があり、興味深いエリア。

詳細情報

名称:元祇園梛神社
場所:京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2
電話番号:075-841-4069
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