【京都銭湯めぐり】レトロ感がたまらない！京都ディープ観光スポットの観音様が祀られたラジウム温泉☆「島原温泉」

京都中央卸売市場・青果部の南側。京都最古の公許花街があった島原エリアにある銭湯。創業50年ほどで外観のレトロ感がたまらない。中でも観音様が祀られた岩風呂のラジウム温泉は他にはない独特の佇まい。

古い風情ただようディープ観光スポット・島原の銭湯

京都中央卸売市場南側。
日本初、そして京都最古の公許花街があった『島原』。新撰組ともゆかりが深く、当時の趣きそのまま現存するスポットあり、ちょっとマニアックな京都観光がしたい方には人気スポット。

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大銀杏。
樹齢推定300年以上。島原住吉神社（下京区西新屋敷下之町）の旧境内北端に植わっていたもので、明治時代の廃住吉神社が廃社になっても「神木」として残ったもの。

そんな古い町並みの風情が残る場所にある銭湯。細い路地を行くわけですが。

以前、島原散策していてずっと気になってた銭湯。
この日はスポーツジムで汗を流した帰りに立ち寄ってみることに。他の銭湯は開店時間がもう少し遅くて、こちらは14時半ということもありタイミングよく。

ジャケ買い感覚で、この外観に一目惚れしてしまったわけですが（笑）
一瞬、九州・長崎の島原温泉にある銭湯か？みたいな錯覚に陥るというか。そして典型的な古い銭湯風情とはまたちがう、入り口の瓦使いや昭和感に魅せられて。

今の代になって50年ほど営業。その前は別の方が経営されてたみたいですが。看板にある『千鳥湯』は改名前の店名。

下足箱から男女湯に分かれる入り口、意外にも自動ドア。引き戸っぽい仕様なんですが。

で、古い銭湯の間取り。入ってすぐ番台があり、年配の女将さんが鎮座。カーテンで男女湯が見えないようになっていています。

脱衣室はわりとこじんまりとしていて、古い銭湯で見かけるカゴ『柳行李』も健在。さらにグルグル竜巻ドライヤーもあり。

で、浴室。
手前にサウナがありテレビ無ですが、昔の銭湯のサウナってこのサイズよね～て狭めの広さの、演歌も流れる王道サウナ。

サウナ向かいに水風呂、深風呂、ジェット風呂、電気風呂などデフォ浴槽が並びます。そして、一番の注目、ちょうど入り口から正面にくぼみスペース。そこに岩風呂があり、頭上に大きな赤いフォントで「ラヂウム温泉」と書かれ、こんな仕様のパターンは今までないな、と。かなりのインパクト。

さらに、その岩風呂には観音像が祀られ、霊験あらたかな印象すら受けます。ラジウム温泉は岐阜の恵那ラジウム鉱砂配合の湯。ここに浸かるだけで、銭湯にはない不思議な温泉風情が漂います。

しこたま入浴して、湯上りにちょっとヤクルトっぽい乳酸菌飲料。40円（笑）

昼の早い時間帯の入浴だったせいか、ご近所のシルバー世代のご婦人客中心。湯上り後脱衣所で仲良く井戸端会議されてましたが（笑）さらにそれもレトロ感を演出してたり。ちょうど友人と男女分かれて入浴してたので、番台の女将さんがお互いの様子を伝え、うまく帰る時間の調整をしてくれました。

そんな温か味も感じるどこか懐かしい雰囲気の銭湯でした。またぜひ来たいです。