2021年4月25日 更新

【京都ぶらり】城下町を見下ろす京丹後の拠点☆陣屋もあった権現山史跡「峰山城跡」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府京丹後峰山の権現山にある城跡。丹後の政治、軍略の拠点となり、陣屋もあった場所。

権現山(吉原山)にある京丹後の政治・軍略拠点

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京都府京丹後市峰山。以前、他の用でここへやってきましたが、せっかくなので観光でも、と。

この丹後地域の一大拠点であり、丹後ちりめんと稲作発祥地である峰山。当然お城とかあったのかな?と調べてみると、城跡を発見。で、早速行ってみることに。

JR峰山駅から府道17号網野峰山線を日本海に向かって進む途中の権化山裾。周辺は京都府歴史的自然環境保全地域にもなっている場所。そこに案内板が。
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ちょっと高台に農地があり、その先にこんな石碑があり『峰山城址』と書かれています。

かつて明治時代までの約500年の間、丹後の政治、軍略の中心であった一色、細川、京極三氏の城地。嘉慶2年(1388)守護だった一色氏がこの吉原山(権現山)に山城を築いて立てこもり、その後山頂の人呼びの嶺を本丸とし、西丸や砦を設け、さらに本格的な築城を果たし、守りを固めた場所。それが城のはじまり。

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織田信長の天下統一とともに、城主は細川氏にかわり天正10年(1582)には本丸に陣屋と建て、二の丸、三の丸をおき、城下町を開き『嶺山(みねやま)』と名付けました。

その高台から街並みが見えます。
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さらに山手を登っていくと、鬱蒼とした森に続く苔むした階段が。この場所に『京極家陣屋跡』があります。
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関ケ原の戦いの功績により、この丹後一国の領土を賜った戦国大名・京極高知(たかとも)。その後明治まで京極氏による統治が続き、12代続いた藩主。
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徳川時代には、京極氏は城下町も整備し『峯山町』と改称。このころには城砦が不要になり、山城を廃して藩主の居館(陣屋)をつくり、政治拠点に。それがこの場所。
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周辺にはこんな古い石垣もありましたが、これも陣屋のあったころの跡なんでしょうかね。

吉原山は、京極氏が山頂に蔵王権現を祀っていたことから『権現山』と呼ばれるようになり、京都の自然200選にもなっている山。さらに山頂付近にも城跡があるようで、山登りと史跡めぐりを兼ねた興味深い散策コースに。

今回は時間なく、ここで退散しましたが、また機会あれば、山登りを兼ねて訪れたい史跡ですね。

基本情報

名称:峰山城跡(吉原山城跡)
場所:京都府京丹後市峰山町吉原
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