2022年11月6日 更新

【京都ツウ】展覧会&モダン建築だけじゃない☆知る人ぞ知る穴場展示「京都国立博物館」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区、京都国立博物館の敷地内のお庭にある屋外展示。レアな遺跡が展示される知る人ぞ知る穴場スポット。

知る人ぞ知る穴場屋外展示

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東山区、東山七条にある京都国立博物館。1897年(明治30年)に開館し、平安時代から江戸時代にかけての京都の文化財を収集・保管・展示する文化施設。歴史的にも貴重な絵画や工芸品など、数々の名品を多彩な切り口で展示し、いつも面白い発見に満ちた場所。

現在特別展『京(みやこ)に生きる文化 茶の湯』が絶賛開催中ですが、敷地内では展覧会目的以外にも楽しめるものがたくさんあります。
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その一つが、1897年(明治30年)に『帝国京都博物館』として開館した建物『明治古都館』。博物館の中でもシンボル的歴史的建造物で、外観にフランス・ルネサンス―バロック様式を取り入れつつ、細部の意匠に日本的抒情性も感じさせる和と洋を見事に融合させた建物。最近ではレトロ建築マニアやモダン建築好きの間でも注目を集めています。
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さらには、ここはヨーロッパか?と思わせるような、錦秋の噴水があったり。
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そんな洋風一色の中、敷地内の一番南西側。ちょっと鬱蒼とした一角にある『西の庭』。この真逆の位置に『東の庭』もあります。今まで展覧会以外で周囲を散策することがなかったのですが、意外と面白いスペース。

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周囲は洋風なんですが、唐突に石灯篭が登場。かなり古いものがいくつかありますが、雲岩寺伝来・13世紀鎌倉時代のものとか。何気に歴史あるもの。
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ちょっと不思議な形状。
こちらは慶長年間(1596〜1615)に作られたキリシタン信徒の墓碑。ほとんどが江戸時代に破壊され、今では少ししか残っていませんが、碑の正面には、十字架・IHS(「イエスは人類救済者」という意味のラテン語)・西暦年号・洗礼名などが刻まれています。
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行願寺(革堂)伝来、12世紀平安時代の大日如来坐像。これを伝えた行願寺は、現在流転の歴史をたどりつつ二条寺町上がった場所にありますが、11世紀初頭に天台僧行円によって開かれた寺。行円が常に皮の衣をまとっていたことから皮聖とよばれ、通称・革堂の名で知られています。
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さらに、五条大橋石材の橋脚と橋桁。
天正17年(1589)、豊臣秀吉が鴨川の五条に架けた大橋の橋脚。表面に刻まれている「津国御影」の4文字から、摂津の御影(現、神戸市)からはるばる運ばれてきたことがわかります。
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方広寺大仏殿の所用鉄輪。
豊臣秀吉が創建した方広寺大仏殿は、何度か地震や火災のため倒壊・焼失し、そのたびに再興されてきましたが、寛政10年(1798)の落雷で焼失。この鉄輪は、江戸時代に再建された時の建築部材と思われ、巨大な建築物をささえる太い柱を固定するのに使用されたとか。
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6世紀古墳時代の家形石棺。
岡山県瀬戸内市長船町飯井で出土したもの。
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19世紀江戸時代の山城・丹波国境標示石柱。
京都の西の出入り口、旧老ノ坂峠(現、京都市西京区)に置かれていた石柱。「是より東、山城国」と書かれているところから、丹波国の亀山(現、亀岡市)から京都に向かう旅人への案内として立てられていたもの。これは実際今でも旧老ノ坂峠に存在します。いくつかあるうちの一つかもしれません。

これらはほんの一部で、このようないろいろな時代にまたがった遺跡やら石仏が数多く屋外に展示されており、これだけ見ても楽しめるほど。季節の移ろいを感じる植栽もあり、秋なら紅葉も楽しめ貴重な空間。

普段展覧会目的でやってくることがほとんどなので、それ以外の場所には目もくれなかったりしますが、時間をかけてじっくり施設内を回れば、盛りだくさんで楽しめます。ご参考に。

詳細情報

名称:京都国立博物館
場所:京都市東山区茶屋町527
電話:075‐525‐2473
関連サイト:https://www.kyohaku.go.jp/jp/
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