【京都の藤】樹齢300年と言われる貴重な藤が人気「平等院」【京都花めぐり】

四季折々の美しい風景が楽しめる平等院。今年も砂ずりの橋が美しく咲き誇りました。今年の藤を中心に、新緑などの様子を紹介します。(画像は4月25日頃の撮影)

今年も藤が美しく咲き誇りました

10円玉硬貨のデザインでも知られる平等院。京都市の南東に隣接する宇治市にあります。
1052年（永承7年）関白藤原頼通によって、父道長の別荘を寺院に改め創建されました。
アクセスは、JR奈良線宇治駅及び京阪宇治線宇治駅より徒歩10分です。

今回は京阪宇治駅から平等院へ向かいました。その途中、宇治川にかかる宇治橋です。
646年(大化2年)に初めて掛けられた日本最古の橋で、日本三大古橋に数えられるそうです。現在の橋は長さ155.4ｍ、幅25ｍの大きさで、平成８年3月に周辺の風情と調和するように配慮されて、かけ替えられたそうです。

宇治橋から眺める、自然豊かな宇治川の眺めです。

宇治橋を渡ってすぐの平等院の参道です。風情ある町並みで、お土産店や飲食店、宇治茶店がなど並びます。店先に藤があるのも、藤の名所、平等院の参道ならではですね。

平等院拝観入り口付近です。新緑が美しいです。

拝観入り口手前の藤棚です。
手前部分は見頃を過ぎているようでしたが、奥はきれいでした。

平等院の境内図です。

拝観料を支払い、表門より境内へ。拝観順路を進むと、すぐに大きな藤棚があります。
たくさんの方が撮影に来られていました。

樹齢約300年とも伝わる4本の藤。周辺に約400㎡あまりの藤棚が設置されています。今年は4月中旬から紫の花が咲き始め、およそ1万2千房の花が咲いたそうですが、例年より1週間ほど早かったそうです。約1ｍほど垂れ下がった藤は、「砂ずりの藤」とも呼ばれ、甘い香りと共に、クマバチが賑やかな音をさせながら、たくさん飛んでいました。

鳳凰堂と藤を一緒に撮影するアングルが人気です。人気のアングル付近はカメラやケータイを持った方がたくさんおられて、撮影を楽しんでおられました。

今年は昨年より花数が少ないそうですが、どうやって数えられたのでしょうか…？
藤と鳳凰堂はどこから見ても絵になりますね。

藤の花言葉は、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「君の愛に酔う」です。色々と調べてみると、たくさんありますね。
英語では、「welcome（歓迎）」「steadfast（確固たる、しっかりした、忠実な）」だそうです。
歓迎は日本語、英語共通のようですね。この時期、学校や職場で新入生や新入社員を迎え入れることが多いですが、藤を飾っていると気持ちよく迎えられそうですね。