2022年6月19日 更新

樹齢800年余の巨木!幕末の志士・坂本龍馬と妻おりょうの逸話残る「武信稲荷神社」

今回は中京区、三条会商店街下がった場所にある神社。幕末、勤王の志士・坂本龍馬と妻おりょうの逸話残る巨木も境内に。

時代劇撮影スポットにもなる古い町並みに残る神社

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中京区、三条会商店街の中程、南に下る。新しいマンションもありながら、古い京都の町並みが残る場所でもあり。

そんな一角にある神社。
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参道が2つあり、鳥居も並んで2つ。
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左側の鳥居前には古い狛狐が1対あり、こちらがお稲荷さんの参道であることがわかります。

859年(貞観元年)、西三条大臣といわれた右大臣左近衛大将・藤原良相によって創建。かつて、この三条から神社周辺は藤原氏の学問所・勧学院と療養施設・延命院があり、神社はその守護社として祀られました。その後、藤原武信という人物がこの御社を厚く信仰し、御神威の発揚につとめたため、武信稲荷と称されるように。
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また創祀された藤原良相公が長として一族の名付けをされていたことから、名付け・命名に所縁の神社として知られています。
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御祭神は宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神の三柱神。必勝祈願の御利益あり。
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さらに境内には弁財天を祀る宮姫社の御神木・榎(エノキ)。樹齢850年、平安時代末期、平重盛(たいらのしげもり)公が安芸宮島厳島神社から苗木を移したと伝えられています。京都市の天然記念物に指定。

宮姫社は縁結び、恋愛の神としても知られている。
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そして、この榎には、幕末、勤王の志士・坂本龍馬と妻おりょうの逸話も。

安政の大獄で神社南にある六角獄舎に捕らえられたおりょうの父・楢崎将作の安否を龍馬と共に木に登って探っていたとされる。また、幕府に追われていた龍馬は、おりょうに京都にいることを示すべく木に「龍」と彫って伝言を書き残し、その伝言がもとで二人は再会を果たす。龍馬とおりょうの仲をつないだ縁結びの木。

で、それにちなんだおみくじがあり、やってみようと社務所へ、と思ったんですが・・・
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ちょうど、その境内の榎周辺で映画・時代劇の撮影中。ロケーションとして絵になる場所なんですね。
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なかなか監督からオッケーが出ず、一体何テイクするの?てくらい撮り直し(汗)
でも、プロの見事な立ち回りと迫真の演技を見学。
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で、その合間に映り込まないよう社務所直行して龍馬おみくじを引く。100円。

中吉いただきました。龍馬とおりょうのイラスト入りで、しかも土佐弁で書かれたちょっと面白いおみくじ(笑)幕末ファンはぜひ参拝しておきたい神社。

詳細情報

住所:京都市中京区今新在家西町38
電話番号:075-841-3023
公式サイト:http://takenobuinari.jp/
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