2023年4月20日 更新

【京都ランチ】山形そば&絶品鯖寿司はお値打ち!隠れ家にも程がある路地の迷宮店「ふくや」

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区、烏丸御池駅にもほど近い路地奥にある隠れ家店。2月からスタートしたランチは郷土色強い山形そばと絶品鯖寿司のお値打ちランチ。

迷宮入りしそうな路地奥にあるお値打ちランチ

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中京区地下鉄烏丸御池駅にもほど近い場所。この日は映画鑑賞の帰り、前々からずっと気になっていたお店がランチを始められたことを知り、早速いただこうと。とはいえ、初訪問で完全にグーグル先生頼み(笑)

お店自体が京都の碁盤の目の縦の通りも横の通りにも面しておらず、そこにたどり着く方法がまったくわからない立地。最初、縦の通り・三条東洞院通下がったあたりからアクセスを試みましたが、有料パーキングに阻まれルートがありません。であれば、横の通り・三条通かとそれらしい目印を探します。
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なんの変哲もないパーキング。その敷地の東側。
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ここだけコンクリート敷になってて、何やらどん突きに門らしきものがあり、だるま印の暖簾がかかり、そこに『ふくや』と書かれています。これか?というか、わかるかッ!とツッコミたくなるほど(笑)
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門をくぐると、あれやっぱり違うのか?と一瞬不安になります。
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さらに、奥へ曲がると古民家の引き戸。その柱に、申し訳程度のサイズの木札に「オープン」と書かれ、どうやらここが探し求めていたお店であるらしい、と。この時点でもまだ半信半疑(笑)
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引き戸をガラガラと開けると、中にお店の方が奥へどうぞ、と。ここで正解でした(笑)中は板間になっていて、靴のまま上がってください、と。京都あるあるですが、碁盤の目の込み入った場所に立地する住宅ほど、太陽光取り入れづらい構造になっていて、こちらも例にもれずちょっと薄暗い感じです。ムーディーとも言えますが(笑)
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引き戸の反対側はバーカウンターと壁側にもカウンター席があります。

元々こちらは山形の地酒とアテを楽しめるお店ということで夜営業のみされていましたが、2月からランチを始められ、自慢の山形そばが食べられることを知り、今回やってきたわけです。

夜仕様なら、これくらいのムーディーさがちょうどいいと言いますか。
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今回私は板間のテーブル席側に。
まったりした雰囲気が印象的。そして山形の郷土料理のお店とは思えない、意表をつく雰囲気でもあります。店内BGMにはユルめのレゲエだったり。蕎麦茶が出てきました。
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もしかしたら、夜はDJ的なこともされてるのか、ターンテーブルスペースもありました。
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で、だるまさんも鎮座。
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お昼メニュー。
以前は完全に山形寄りだったような気がしていて聞くと、なんでも店長が変わられたとかでランチを始め、それに伴い鯖寿司を提供するようになったとか。ランチはそばと鯖寿司、またはだしごはんのセットになり、そばは肉そばorだしそばからチョイス。
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今回は半そばと鯖寿司のセット1350円で、肉そばをチョイス。肉そばはさらに温or冷をチョイスできますが、オススメは冷たいそばとのことでそれを注文。山形では冬でも「つったい肉そば」を食べる人が多く名物。「つったい」とは冷たいの意で、河北町発祥のローカルそばなんだとか。
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他、単品メニューもあります。
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面白いところでは、いも煮カレーそば。いかにも山形らしいお蕎麦です。

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しばらくして登場したのがこちら。半分サイズのつったい肉そば、鯖寿司、お漬物。
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まずは肉そば。半そばにしましたが、それでもそこそこのボリュームサイズ。大きめの木のお椀に入っており、冷かけになっています。トッピングには親鶏チャーシュー、白ネギがたっぷり乗っています。
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最初はお蕎麦から。
かなり極太の黒めのお蕎麦。そば殻も一緒に挽いた田舎蕎麦系です。蕎麦自体は山形の製麺所で打ってもらってるそうですが、なんとも個性的なお蕎麦。ちょっとごわごわとしたコシの強い蕎麦で、もぐもぐと噛んで食べる歯ごたえある蕎麦。出汁はしっかり濃いめの鶏と鰹ベースのお出汁。こういう味わいのお蕎麦は初めてです。唯一無二。
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そして親鳥チャーシュー。
親鳥使用なので、わりと肉質は硬めで脂も少なめ。ちょっとソフトなチキンジャーキー的な味わい。噛むほどに旨味が口の中に広がるというか。よく最近のラーメン店にあるしっとり鶏チャーシューとは真逆ですが、逆にその個性が光るというか。
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さらに鯖寿司。食べずしてわかる、見るからにこれはプロの仕事。白板昆布で包まれ、恐らく自家製であろう甘酢生姜も添えらえています。
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鯖寿司が想像以上に絶品。鯖の〆方がナマ感を残し、鯖の脂もちょうどいいバランスでとろけ、酢もそれほど強くなく、寿司飯の硬さも完璧。鯖寿司を自慢にしてる和食店で出てくるような、手の込んだもの。そして甘酢生姜も控えめで上品な調味。

聞くと、現在の店長の御実家が京都のお寿司屋さんだそうで、直伝なんだとか。どおりで、プロすぎる美味しさ(笑)なんでも客のほとんどが山形そばより鯖寿司を絶賛されるんだとか。
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そして、お漬物はきゅうりと大根のぬか漬け。発酵が進み酸味も効いて、これはお酒のアテにピッタリだろうな、と。ちょっと田舎のお祖母ちゃんの家に来たような、そんなぬか漬けです。
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最後、蕎麦茶で作ったプリン。香ばしい蕎麦の風味と甘さ控えめのプリンで、蕎麦の余韻を感じられます。

全体を通して、ちょっと驚きの美味しさでした。特に鯖寿司が(笑)それプラス、京都におもねることない味わいに仕上げた山形そばの野性味あふれる美味しさ。そんな2つの味わいが一度に楽しめるランチ。しかもこれ、デザートまで付いてお値打ちだと思います。そして、この迷宮入りしそうなロケーション(笑)そのうち評判で、客が足取り迷うことなく一直線で向かうこと間違いなしのお店。オススメです!ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:ふくや
場所:京都市中京区菱屋町39
電話:075‐251‐2900
営業時間:11:00~15:00 18:00~22:00
定休日:月・火曜日
公式サイト:https://fukuyakyoto.amebaownd.com/
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