2016年12月12日 更新

嵐山 花灯路でも特別公開!幻想的なライトアップが美しい「宝厳院(ほうごんいん)」

春と秋に特別公開されその美しい姿が絶賛される、天龍寺の塔頭寺院・宝厳院(ほうごんいん)。秋の特別拝観は終了しましたが「京都嵐山花灯路2016」でも協賛という形で特別公開。秋の特別拝観で訪問した様子を交えながらお伝えします。

嵐山の景観を巧みに取り入れた借景式庭園

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今年も入場する前から紅葉が美しかった宝厳院。
春と秋のみ公開されますが、嵐山の借景庭園 「獅子吼(ししく)の庭」が美しく毎回多くの見物客が訪れますが「京都嵐山花灯路2016」の協賛として、期間中庭園が特別拝観が実施されています。

去年もご紹介していますので合わせてどうぞ↓
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広い敷地に広がる「獅子吼の庭」は、嵐山の景観を取り入れた借景式山水庭園として有名。
室町時代の策彦周良禅師により作庭されましたが、「獅子吼」とは「仏が説法する」の意味だそうですが、天龍寺の曹源池庭園とおなじく「龍門瀑」の表現が引き継がれているそう。
龍門瀑は、中国の故事にある「登龍門」の由来である「鯉が三段の滝を登って将に龍に化す様」を現していて、鯉が死を賭してまで龍になるべく努力する様子にならって、修行僧が観音の知恵を得る(悟る)まで努力をしなければならないことを、借景回遊式庭園のなかで表現されているのだとか(宝厳院HP http://www.hogonin.jp/visit/shishiku_garden.html より一部抜粋)。
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庭に込められた由来や想いを感じながら散策すると、さらに印象深いものになるかも知れません。
このような素晴らしい紅葉は終わっていると思いますが、散り紅葉は見られるかも?
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また園内は自然を生かしながらも「プチ嵐山」が感じられる箇所や光のオブジェなどもあり、変化を楽しむことができます。
花灯路とはまた違った視点でじっくり楽しめそう。そして雄大な自然に心が癒される事間違いナシです!

寒くなってきていますので、温かい格好でお出かけくださいね。

宝厳院 on Instagram

EVENT DATA

開催日時:12月9日(金)~12月18日(日)17:00~20:30(受付終了20:00)
開催場所:宝厳院(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36)
拝観料:大人600円・小中学生300円
アクセス:嵐電 嵐山駅下車 徒歩約3分/JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅・阪急電車 嵐山駅下車 徒歩約10分

宝厳院HP:http://www.hogonin.jp/
嵐山花灯路HP:http://www.hanatouro.jp/arashiyama/
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