2017年5月25日 更新

”熟成日本酒”に特化した、祇園にある秘密基地的な日本酒バー「益や酒庫」

花見小路を四条通から上がり1本目の筋を越えてから、右手(東)の路地奥にある秘密基地のような日本酒バー「益や酒庫」。四条条御幸町通上にある人気日本酒バル、益や酒店の2号店なり。

祇園にある秘密基地のようなバー

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お気に入りイタリアンの帰り、ちょっとだけ呑み足らないねえ、日本酒Barに行こうよ!ということに。思い出したのは四条御幸町通上にある人気日本酒バル、益や酒店の2号店、「益や酒庫」だ。

本店は、気軽に日本酒を楽しめるどちらかというとお若い人向けのお店だが、こちらはぐっとアダルト&秘密基地的なのだ。場所は、花見小路を四条通から上がり1本目の筋を越えてから、右手(東)の路地奥をじーっと注視しながら進むと、階段の前に不自然に(汗)杉玉がぶら下がっている物件の2階。

狭い階段を上がるとインターフォンがあって、中から鍵を開けてもらうシステム。まずます秘密基地的ですな。カウンター4席、相席仕様の大きめのテーブルが7席だけというミニマル物件で、かつ週末は人気なので行く前にTEL確認が吉!なお店です。
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先にTEL確認していたおかげで無事テーブル席に陣取る。お値段は私が行く日本酒Barでは最高価格帯仕様!で、5勺で¥800~¥1200ぐらいと結構いいお値段なのだが、メニューの15BYやら、17BYという表示を見れば日本酒呑みなら直ぐ理由がわかるはず、そう「熟成日本酒」を主に扱うお店。いやー、こういうテーマがはっきりしているお店は大好きなのだ。
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店内は、これまた本店と同じく、壁にお酒ボトル展示兼置き場がずらーっと並ぶ趣向。空き瓶じゃなくって、お酒が入っているのも同じですが、なかなか合理的。

熟成日本酒”に特化

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本店と同じく、突き出しは日本酒おちょこ(当日は、雪の茅舎の山杯純米吟醸なり。多分初めてなんですが、この酒蔵は口当たりよく呑みやすいのが多いですな)なのだ。 クルミとちりめんじゃこ?の飴煮と、貝の干物をつっつきつつ、次のお酒を物色する。
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澤屋まつもとの飲み比べ(なんと、2014年物の生酒古酒が)をチョイス。4年たらずなので古酒!というほどではないですが、こなれた中に新しい旨みが育っているぜ!的なうまさでした。あとの2種は、安心の安定度。
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長野の地酒、美寿々熟酒 平成17年度バージョン。流石に10年以上経過するとシェリーのような独特の風味が乗ってくるのですが、これもかなり飲みやすいタイプ。
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ラベルがなんだか可愛らしい広島の誠鏡(せいきょう)の純米、H19BYなり。こちらにくると大体こういう古酒が5本は抜栓されているので、順番に制覇したくなるのが唯一の欠点ですなあ。いやー、旨し&尊し!ですな。
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11席しかない小さなお店の中で、超!自己主張しているお酒ラック。前回はへべれけで、写真もブレブレだったのでネタにできなかったのですが(滝汗)、今回はちゃんと書けました。日本酒の世界がぐんと広がるなかなか良きお店なのだ。
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気になる人は祇園をぐるぐる回って、このちいさな看板をぜひ見つけてくださいな。 我々は間違いなく、また来ます。

益や酒庫 クチコミ情報

店名:益や酒庫
住所:京都市東山区清本町354 2F
営業時間:20:00~24:00
定休日:不定休
TEL:075-708-6014
店舗FBページ:
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。