2020年1月26日 更新

【京都お寺めぐり】季節の花『ロウバイ』が見事に咲き誇る!『走り坊さん』で知られる穴場スポット☆「大蓮寺」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区、東山二条にあるこじんまりとしたお寺。通称『走り坊さん』で知られ、足腰健常のお守りもあり。季節の花・蝋梅が見頃。

ロウバイが見頃の浄土宗寺院

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左京区東山二条の寺院が集中するエリア。静かな立地で穴場的な浄土宗寺院。今回は境内に咲く季節の花『ロウバイ』が見頃ということでやってきました。
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慶長5年(1600年)、専蓮社深誉上人が現在の下京区に創建。
伏見で金色に輝く阿弥陀如来を見出し、供養する者がいないことを悼み、持ち帰って五条に仏堂を創建したのが始まりとされる。

のちにそれが真如堂(真正極楽寺)の阿弥陀如来であることがわかり、返還することに。残念に思った深誉が二十一日間念仏を唱え、最後の夜に旅の僧があらわれ共に念仏。翌朝旅の僧の姿はなく、代わりに本尊の阿弥陀如来が分かれて二体になっていた。一体は真如堂に、もう一体はこれまで通り、大蓮寺の本尊として祀ったとか。
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さらに、後光明天皇より安産祈願の勅命が下り、祈願の甲斐あって第一皇女の孝子内親王無事出生。有栖川職仁親王もその信仰を受け継ぎ、その縁で寺紋は有栖川宮紋に。以来、安産祈願のお寺としても知られる。

18世住職芳井教岸の直弟子籏玄教(はたげんきょう)は、通称「走り坊さん」で知られ、その奇行や貧困層に対する施しは京都名物として有名に。1918年(大正7年)の新聞紙面で「今一休」と称賛。

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境内はこじんまりとしたスペースですが、同じようにロウバイの開花情報を聞きつけてきた観光客も数人。
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寺名からもわかる通り、花蓮の名所としても有名みたいで、花蓮の鉢がたくさんありました。今は全くその痕跡もありませんが、また花蓮が咲くころに訪れたいですね。
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境内向かって左手に黄色い花が。ロウバイの木です。

その手前には新しめの一段高い鑑賞スペースもあります。
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わりと開花が進み、たくさん花を付けています。
中国原産の落葉樹。半透明でにぶいツヤのある黄色い花。意外と周辺に強く香る、まるで蝋細工のようなちょっと独特の趣きのある花。
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本堂・阿弥陀如来立像を安置。女人救済、安産に御利益あり今も信仰を集めています。
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静かな雰囲気で、穴場的なお寺。季節の花・ロウバイを愛でるのに、とてもいい環境ですね。

大蓮寺 へのツイート

詳細情報

住所:京都市左京区正往寺町457
電話番号:075-761-0077
公式サイト:http://www.anzan-no-tera.jp/index.html
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