2025年2月3日 更新

【2025京都節分祭】室町時代から続く伝統神事『追儺』☆平安京の鬼門封じ「吉田神社」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区吉田で毎年執り行われる京都一大風物詩・節分祭の様子。

平安京の鬼門封じ!お菓子や料理の神様祀る末社もある吉田神社

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左京区吉田。古くから平安京の鬼門封じ、守護神として知られる『吉田神社』。室町時代から続く伝統神事・節分祭を執り行う神社として全国的にも知られ、節分祭発祥の神社とも言われています。中でも、悪鬼や疫病を追い払う平安時代の宮中行事『追儺(ついな)』を今に伝える神社。

毎年この時期に参拝していますが、今年の節分の日は1日前倒しということを当日の朝に知り、やべ~!と慌ててやってきました(笑)

例年、参道には約800ほどの露店がにぎわい、毎年約50万人の参拝者が訪れる一大行事と言われ、さらに今年の節分祭は土日に催されるということで、大混雑を予想していましたが、午前中ということもあったのか意外と空いていました。
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そして、昨年授与していただいたお札を返納。

境内の中央には、古い神札や守札を納めてお炊き上げする火炉祭の準備。今年は火炉祭も日程前倒しに。
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で、この後本殿を参拝しようとみると大行列。地元民は横から参拝者も多数ですが。あと、御朱印行列も出来ていました。

吉田神社は清和天皇の時代、貞観元年(859年)に中納言藤原山蔭卿が吉田山に勧請し創建。主祭神は建御賀豆智命(たけみかづちのみこと、武甕槌命)、伊波比主命(いわいぬしのみこと、経津主命)、天之子八根命(あまのこやねのみこと、天児屋根命)、比売神(ひめのかみ)の四柱を祀ります。
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そして、毎年節分祭の時だけ授与される厄除の神符『疫神斎』。後水尾天皇のご宸筆。くちなし色は、古くより魔除けの力があると言われ、門口内側に貼って一年の安全を祈るお札。
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さらに、こちらも名物の福豆。福豆の中身は老舗『豆政』のお豆さん。

抽選券付きで、賞品も毎年多数用意され、京都にある会社や飲食店などからの協賛品が並びます。中には自動車だったり10万円分の旅行券だったり、毎年豪華です(笑)

わりと当選確率が高く、私もこれまで2回ほど当選したことがあります。
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そして、三匹の鬼を矛と盾を持った「方相氏(ほうそうし)」が追い払う、伝統行事『追儺式(鬼やらい神事)』。以前は家族で見に来たりしてましたが、例年境内が観光客も多数で満員状態でなかなか見れる機会も少なかったり。つい最近、鬼の中の人が旧友だったという驚きの事実を知る(笑)
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さらに吉田神社には末社も多数吉田山に点在しており、本宮以外もお参りするのが常ですが。
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こちらは、お菓子の神様として知られる『菓祖神社』。果物の祖と言われる橘(のちに品種改良されみかんに)を日本に持ち帰ったとされる田道間守命と、日本で初めて饅頭をつくったとされる林浄因命の二神を菓子の祖神として祀る神社。

節分祭の期間、境内では老舗京菓子関係者が豆茶やお菓子を振舞ってくださったりします。こちらも大行列で、また改めて閑散期に参拝するとして、今回は外から参拝(汗)
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さらに料理飲食の神様『山蔭神社』。
吉田神社の創始者であり、平安時代前期の公卿だった藤原山蔭卿を祀る神社。

清和天皇貞観元年(859年)、奈良春日大神を勧請し、平安京鎮護の神として吉田神社を創建。あらゆる食物を調理調味づけた始祖であり、古来包丁の祖、料理飲食の祖神として信仰を集め、特に飲食関係の方がこぞって参拝されています。
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参道には毎年出店されるおなじみのお店も多く、それを目当てに参拝される方も。

こちらは老舗酒造『松井酒造』の樽酒や、千枚漬けでお馴染みの老舗京漬物『大安』など。
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さらに本宮から吉田山上った場所に、普段非公開の末社『斎場所大元宮』。正月3日間、節分祭、毎月1日に限り、特別参拝が可能。

主祭神・天神地祇八百万神を中心に日本全国にある延喜式内社全3132座、さらに伊勢二宮を祀り、ほぼほぼ日本中の神々が網羅されて祀られていると言える凄い場所なんです(笑)

もとは左京室町の卜部(吉田)家邸内にあったものを、文明16年(1484年)吉田神道を創設した吉田兼倶が移設。吉田神道の根本殿堂。現在でも節分祭の特殊神事はこちらで執り行われています。
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こちらは過去画像ですが、境内はこのような様子。こちらもかなりの行列だったので、今回は鳥居から合掌。また空いてる時に参拝するとして。

今回は2月2日に執り行われた節分祭の様子をお届けしました!

詳細情報

※節分祭は終了しました。

名称:吉田神社
場所:京都府京都市左京区吉田神楽岡町30
電話番号:075-771-3788
関連URL:http://www.yoshidajinja.com/
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