棚田の山裾にある平安京の氷貯蔵跡
高い場所から見下ろすと、見たところ直径5メートル、深さは1メートル程度の窪地が3つ。もしかしたら枯葉が積もっていて上げ底された状態なのかもしれませんが。
この近くに、かつての氷池もあるようで、そこで冬場凍った水面の氷にさらに天然水をかけて厚い氷を作り、切り出したものをここに運び、断熱材として草やもみ殻などを入れ、穴の上には覆屋を建てて日光や雨を防いだと言われています。
『源氏物語』をはじめとする物語に、しばしば暑さを凌ぐためのグルメとして氷が登場。『枕草子』ではかき氷の原型とも言える食べ物も描かれています。
貴重な氷もじつは地元でつくって調達していたとは。そして、今も昔も盆地故の暑さは変わらず、食にまつわる避暑の方法もそれほど変わらなかったんだなぁと。古とのつながりを感じました。
この近くに、かつての氷池もあるようで、そこで冬場凍った水面の氷にさらに天然水をかけて厚い氷を作り、切り出したものをここに運び、断熱材として草やもみ殻などを入れ、穴の上には覆屋を建てて日光や雨を防いだと言われています。
『源氏物語』をはじめとする物語に、しばしば暑さを凌ぐためのグルメとして氷が登場。『枕草子』ではかき氷の原型とも言える食べ物も描かれています。
貴重な氷もじつは地元でつくって調達していたとは。そして、今も昔も盆地故の暑さは変わらず、食にまつわる避暑の方法もそれほど変わらなかったんだなぁと。古とのつながりを感じました。
氷室跡 へのツイート
#面白味研究会
— カルディー@杜の民 (@culdeeculdee) October 3, 2018
古の氷の運び手達の帰りを健気に待ち侘びる、三つ子穴。
(京都市氷室跡にて) pic.twitter.com/83oEFGRrk4
基本情報
名称:氷室跡
住所:京都市北区西賀茂氷室町19
住所:京都市北区西賀茂氷室町19
20 件
この時点で、すでに氷室神社参拝を終え、さらに集落奥に氷室跡があるということで行ってみることに。『氷室』とは、冬に氷池でできた氷の貯蔵庫で、天然氷の製造地。
こちらも、京都市の登録史跡。