2019年4月1日 更新

【京都建物めぐり】日本建築界の巨匠・安藤忠雄の世界観全開!高瀬川沿い商業施設「TIME’S(タイムズ)」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は三条高瀬川沿いにある商業施設。日本建築界の巨匠・安藤忠雄設計。

昭和バブル期、平成を経たコンクリート打ちっぱなし建築

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三条木屋町。高瀬川沿いにあるコンクリート造りの商業施設。こちらは日本建築界の巨匠・安藤忠雄氏が手がけた建物。
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1984年完成の建物。
安藤忠雄建築というと、コンクリート打ちっぱなしの建物が特徴で、安藤忠雄建築の代名詞とも言えるほど。

京都市内には他にも安藤忠雄設計の建物がありますが、全国的に知られる代表的な建物と言えば1976年日本建築学会賞を受賞した「住吉の長屋」。建物内なのに、雨の日にはトイレへ行くにも傘
をさして移動することを余儀なくされる(笑)その独特の建築哲学と世界観。

あと、大阪の光の教会や香川県直島のベネッセハウスミュージアムなど。いずれもコンクリート造りの建築。
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バブル期、ちょうどファッション業界も華やかな時代で、DCブランド全盛期。そんな時代を彩った建物がこのTIME’Sビル。

現在ではテナントの内容も様変わりしましたが、かつては有名ブランド「KENZO」など三条通沿いのショウウィンドーを彩っていたり。
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高瀬川沿いを望みながら食事できるスペースもあり、ちょうど桜のシーズンには華やいだ雰囲気にもなります。

そして、建物がかもす雰囲気から、ちょっとシックで大人の集う場所的イメージがあり。
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まだどのお店の営業前の時間帯だったので、じっくりと建物を観察できましたが、細い通路がテナントスペースに這うように設計され、ちょっと探検気分で面白いです(笑)
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そんな細い通路を南下すると、最終的に龍馬通りへ抜けられます。
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時間帯によって、建物が作る陰影の変化も楽しめ、またコンクリート打ちっぱなし建築だからこその存在感も際立つ光と影の風景。
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さらに古い歴史を持つ三条小橋の擬宝珠もフレームインさせて、なんとも不思議な京都感を演出したり(笑)
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そろそろ見ごろを迎えている高瀬川の桜見物とともに、昭和、平成を駆け抜けた有名建築家の建物を訪ねるのも面白いですよ。

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