2021年12月14日 更新

レア地鶏 "高坂鶏" の美味しさを存分に味わえる「焼鳥 京都橘」

京都市役所裏のハイレベルな飲食店が集結するエリアに、高坂鶏の美味しさを全面に推した焼鳥のコースを提供する「焼鳥 京都橘」がオープン!その様子をご紹介します。

隠れ家的な高級焼鳥店がオープン

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京都市役所の裏側、麩屋町押小路の東側。ハイレベルな飲食店が集まっているエリアに、オープンした注目店をご紹介します。

デザイナーズビルの地下が今回の目的地。エレベーターで地下へ。看板など、表にでていないので注意しないと行き過ぎてしまいます。それくらい隠れ家。
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お店の名前は「京都橘」
高坂鶏を使った焼鳥コース1本、一斉スタートの焼鳥店。¥9,500円(税込10,450円)になります。

高坂鶏とは、特殊な飼育方法で菌を保有していない希少なブランド地鶏なんです。

その高坂鶏を店舗で熟成し旨味を凝縮させ、伊勢備長炭でじっくり丁寧に焼き上げます。
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店内はカウンター席のみ。焼鳥屋さんというより、鮨屋さんみたいな落ち着いた内装。
料理長はもともと和食の出身でしたが、この高坂鶏にほれ込み焼鳥の世界へ。
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ドリンクメニュー。ワイン類も豊富なラインナップ。ボトルだけではなく、グラスも頼めます。
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生ビールもありましたが、せっかくなのでクラフトビールに。
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まずは京都らしい前菜の湯葉から。
ねっとりとした食感で、力強い大豆のうまみを感じます。
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無菌鶏の高坂鶏だからだせる鶏のお刺身。
胸肉、ずり、白肝。
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いわゆる胸肉ってあっさりした味わいのような印象かもしれませんが、高坂鶏は身の旨味が強くて刺身だからこその食感の良さ。軽く醤油でどうぞ。
お刺身の中で、一番好みでした。
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焼鳥のスタート。スターターは、胸肉とネギ。
胸肉でもしっかりした旨味でネギがよき引き立て役に。

身はもちろんですが、特筆すべきは皮と脂の美味しさ。
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ささみは、しっとりしたレアの火入れ加減。いうまでもなく、わさびとの相性はバツグン。
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つづいて、胸肉のたたき。
身の味わいと食感のグラデーションが楽しめます。
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まるっとしたつくね。ふわふわした食感と力強い旨味が特徴。
タレや黄身を絡めることが多いつくねですが、このつくねには塩がベストマッチです。
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箸休みのお漬物盛り合わせ。大根のおにおろしもありました。旨味が強い鶏なので、口の中をリセットさせてくださいね。
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肉厚のしいたけ。
食感もよく、香りのよさが特徴的。ぽん酢とカツオ節がよき引き立て役に。
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次はスネ肉。
しっかりした食感のスネ肉に皮のパリッと感がいい。
お酒もすすみます。
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大原の小蕪。
野菜の旨味がひっかり引き出された焼き加減。鶏味噌をそえて。
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定番のうずらは、うっすらタレで。黄身は半熟で、タレの良さを引き出します。
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ほんなりと苦みがある銀杏。美味しいんですよね。
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創作的な生ミンチとアボカド。はじめて食べました。
ミンチとアボカドの食感がねっとりした旨味をつくりだし、ぱりっとした海苔が引き締めます。
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伏見の地酒もありました。蒼空。
塩系にもよく合いますね。
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たたき。力強い旨味を持っている高坂鶏だからこそ。薬味の苦みもいいアクセントに。

コースのすべてを紹介するのも野暮なので、もう1品だけ。
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コースが終わりかけの頃、このように追加で頼むこともできます。
今回は、大好きな手羽先を追加させてもらいました。
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旨味がつよい手羽先。食べやすいようにカットされています。
すだちが脂の旨味を引き立てます。
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〆はそぼろごはん。
高坂鶏の黄身を使われることも。発色もよく見るからに弾力のある黄身。
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黄身を崩して、そぼろと絡めて、ごはんをかきこみます。
20品以上、たくさん食べてきたはずなのに、最後まで美味しく食べれてしまうのが不思議。

一緒にだされる鶏スープも滋味深い味わいで、ほっとします。
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水物のフルーツで〆。
最後までに抜かりなく、しっかりと美味しく。

身と脂の美味しさがウリの高坂鶏でしたが、最後はさっぱりとフルーツで。
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ここ数年、こだわりの焼鳥店も増え、ミシュランを獲得する店舗も。
各店しのぎを削る中で、高坂鶏と日本料理をベースとした料理長が作り出す焼鳥のコース。

今後の活躍が楽しみな一軒です。

店舗情報

店名:焼鳥 京都橘
住所:京都市中京区押小路通御幸町西入橘町612 バインオークAiina B1F
電話番号:050-5571-5746
定休日:月曜日
関連ページ:
http://kyototachibana.org/
https://www.instagram.com/yakitori.kyototachibana/

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ガロン ガロン