2017年5月25日 更新

【京都珍百景】豊臣秀吉の遺構!車も通行する桃山時代の重要文化財の木造門☆蓮華王院(三十三間堂)「南大門」

東山七条にある蓮華王院(三十三間堂)の南側。重厚な歴史的建造物。桃山時代の遺構であり、重要文化財である木造門。それは、現代の風景にも溶け込み、活用されている。

三十三間堂の南側

 (81543)

三十三間堂へは、昔仏像にハマっている時に何度か来たことあったんですが、その周辺散策って意外としてなくて(汗)
で、比較的最近になってこちらを知るようになったというか。京都もまだまだ未知の領域がありますね。って、私が無知なだけか(韻)
 (81544)

蓮華王院(三十三間堂)にある桃山時代創建の重要文化財。虹梁の刻銘から1600年(慶長5年)の建造と考えられています。豊臣秀吉が奈良の東大寺を真似て創建した大仏殿方広寺の南門。
 (81545)

南大門につながる築地塀は「太閤塀」と呼ばれ、方広寺の南限にあたり、三十三間堂もその境内に取り込まれた形になっています。
 (81546)

南大門東側は住宅街へとつながっていて、ちょっと不思議な光景でもあります。
 (81547)

南大門の天井

自動車も通過する重要文化財

 (81549)

そして、こちらは北側から見た南大門。自動車が南大門を通り抜けていきます(汗)
 (81548)

これって、ちょっとスゴくないですか?
重要文化財を、桃山時代の建築の木造門を、自動車が通り抜けていくんですよ?て、興奮気味に友人に聞くと、いやいや通り抜け出来る門て、他にも東福寺、南禅寺、知恩院にもあるやん!て言われて、あぁそうでしたそうでした、と(笑)
 (81550)

門の両脇に空いたスペースが
 (81551)

もしかしたら、金剛力士像がかつてあったのかなぁと想像してみたり。
 (81552)

いつも全開になっているようですが。
 (81553)

桃山時代の、秀吉の頃の遺構が、フツーに現代の日々の暮らしの中に溶け込んでて、当然のように自動車が行き来してるって、今更ながら驚きの光景。三十三間堂へ来られた際には、南大門へ是非観光してみてください。

蓮華王院(三十三間堂)南大門 へのツイート

詳細情報

住所:京都府京都市東山区三十三間堂廻リ657
電話番号:075-561-0467
関連サイト:http://www.sanjusangendo.jp/
18 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

三杯目 J Soup Brothers 三杯目 J Soup Brothers