2022年7月4日 更新

【京都ぶらり】NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で注目☆後白河天皇 「法住寺陵」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は東山区、東山七条にある、現在放映中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも注目された後白河天皇の御陵(墓所)。

名だたる武将を翻弄した『日本一の大天狗』

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東山区、東山七条エリアに天台宗寺院『法住寺』があります。すぐ向かいには三十三間堂があり、お寺に隣には俵屋宗達の名画や血天井で知られる養源院もあります。現在放映中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場し俳優西田敏行さん熱演の後白河法皇ゆかりのお寺。
平安時代中期、この場所には南北1㎞、東西500mの広大な敷地誇る後白河法皇の御所『法住寺殿』があり、院政の中心となった場所。木曾義仲により法住寺殿は焼き討ちされ、その数年後に後白河法皇は崩御。

今ではそんな様子は全くうかがえませんが、当時の法住寺殿には宇治の平等院鳳凰堂を模した建物があり、その規模をしのぐほど立派なものだったと伝わります。
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そんな法住寺殿のあった場所、法住寺に後白河法皇の天皇陵があります。お寺の北隣に細い参道がありその奥。開放されてる時間帯が限られているようです。
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後白河法皇は鳥羽天皇の第四皇子として生まれ、異母弟の近衛天皇の急死により皇位を継ぎ、譲位後は34年にわたり院政を行った人物。乱世の時代に幾度となく幽閉・院政停止に追い込まれつつ源氏と平家を差配し復権。
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ちょうどお寺の東側。静かな場所に『後白河天皇 法住寺陵』があります。

日本史上、最も表舞台に立った天皇として知られ、現在放映中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場する源頼朝には『日本一の大天狗』と称されたほど、多くの武将の命運を翻弄した人物として知られています。
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この時は季節の花、梔子が咲いていました。

後白河法皇の意外な一面として、恋愛から宗教に至るまで幅広い内容を五七調の歌詞に乗せて歌う『今様(いまよう)』という当時の現代流行歌に十代のころからハマり、生涯のめり込んだと伝わっています。とりわけ文化人的要素が際立ち、当初天皇向きでなないとも言われた人物像でしたが、後にそれが多くの武将たちを手玉に取りつつ乱世を渡り歩くような人格形成に深くかかわったとも言われています。

大河ドラマを糸口に、深掘りしたくなるミステリアスな人物ですね。

詳細情報

名称:後白河天皇 法住寺陵
場所:京都市東山区東山区本瓦町670−9
電話:075‐541‐2331
開門時間:9:00~16:30
閉門日:土・日曜日
関連サイト:https://www.kunaicho.go.jp/ryobo/guide/077/index.html
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