京都を舞台とした話題沸騰中のアニメ映画『犬王』
アニメ制作には『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』でおなじみの湯浅政明監督・サイエンスSARU。多彩なアニメ表現で、その斬新かつ神秘的世界観を表現。さらに、キャラクター原案は代表作『ピンポン』で知られる漫画家・松本大洋。音楽には『あまちゃん』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の大友良英と豪華な顔ぶれ。
まずはこちら。京都人ならよくよく知る、夏の風物詩五山送り火の最高峰・大文字山。その火床。大文字山自体を背景として登場させる作品は数々ありますが、今回のアニメでは火床が登場。こんなところを登場させるとは、京都大学を舞台にした作品『夜は短し歩けよ乙女』で京都を熟知した湯浅監督ならではの視点ということでしょうか。
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/jrB5N
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/jrB5N
さらに、今宮神社門前菓子として知られるあぶり餅も登場。この映画であぶり餅が紹介されたことで、改めてこの和菓子の歴史の古さを感じました。そのルーツをたどると、平安時代には存在したと伝わるあぶり餅。
関連情報:https://kyotopi.jp/articles/CVnof
関連情報:https://kyotopi.jp/articles/CVnof
さらに、犬王がオリジナルの能楽を熱演する舞台には三条大橋。今まで見たことのないような、パワフルで圧倒的存在感を醸すその舞台に町衆たちは誰もが魅了されるシーン。
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/cpxT1
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/cpxT1
最後に
今回ご紹介したロケ地以外でも地元民ならあそこだな、とわかるスポットが数多く登場。そんな視点も含め、かなり面白い作品になっています。最近、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』やテレビアニメ『平家物語』などで同時期が描かれ、この時代の深堀がちょっとしたブームですね。映画鑑賞とともに、作品中に登場する聖地巡礼も併せて楽しんでみてください!
17 件