真如堂について
真如堂は、正式には鈴聲山真正極楽寺(れいしょうざんしんしょうごくらくじ)という天台宗の寺院です。
永観2年(984)に比叡山の戒算上人(かいさんしょうにん)が、比叡山常行堂の御本尊であった阿弥陀如来像を現在の真如堂近くにあった東三条殿(一条天皇の母・藤原道長の姉)の寝殿に安置したのが始まりです。
と、長々とお話ししたいのはやまやまですが、今回は紅葉がメインなので、さっそく境内の様子を見ていきましょう。
永観2年(984)に比叡山の戒算上人(かいさんしょうにん)が、比叡山常行堂の御本尊であった阿弥陀如来像を現在の真如堂近くにあった東三条殿(一条天皇の母・藤原道長の姉)の寝殿に安置したのが始まりです。
と、長々とお話ししたいのはやまやまですが、今回は紅葉がメインなので、さっそく境内の様子を見ていきましょう。
真如堂境内を赤く染める紅葉たち
境内西側の総門は元禄8年(1696)に建立されたもので、通称「赤門」と呼ばれています。
真っ赤に色づいたもみじと赤門が美しくそろい踏みです。
真っ赤に色づいたもみじと赤門が美しくそろい踏みです。
総門から本堂へまっすぐに続く参道を覆わんばかりの紅葉。
見事な景色に多くの方が写真を撮っていました。
私もその1人。
見事な景色に多くの方が写真を撮っていました。
私もその1人。
紅葉の向こうにちらっと見えているのは三重塔。
現在の三重塔は文化14年(1817)に再建されたものです。
高さは約30mで、真如堂のシンボル的な建物となっています。
内部に入ることはできませんが、四季折々に様々な表情を見せてくれます。
現在の三重塔は文化14年(1817)に再建されたものです。
高さは約30mで、真如堂のシンボル的な建物となっています。
内部に入ることはできませんが、四季折々に様々な表情を見せてくれます。
中央の参道を外れて脇参道へ。
こちらは人もまばらでゆっくりと紅葉を楽しめました。
こちらは人もまばらでゆっくりと紅葉を楽しめました。
紅葉と黄葉、少しの青葉が青空に映えてとてもきれいでした。
真っ赤に色づいた紅葉も良いですが、こんなグラデーションも素敵ですね。
真っ赤に色づいた紅葉も良いですが、こんなグラデーションも素敵ですね。
脇参道をぐるっと回り、再び本堂正面へ。
千躰地蔵尊のお堂に映る紅葉。
直接見る紅葉とは異なった風情があります。
千躰地蔵尊のお堂に映る紅葉。
直接見る紅葉とは異なった風情があります。
別方向から見た三重塔と手水舎です。
多重塔大好き人間としてはたまらないアングル!
多重塔大好き人間としてはたまらないアングル!
いつもシンプルで美しい花手水に紅葉のリフレクションが彩りを添えていました。
水面を波立たせるのがもったいなくて手を清められず、しばらく眺めていました。
水面を波立たせるのがもったいなくて手を清められず、しばらく眺めていました。
やっと本堂へ。
総門からここまで普通なら5分ほどで歩けるのに、あまりに美しい景色で撮影したり、角度を変えて眺めたりしていたので、ゆうに30分は過ぎていました。
この日は「観経曼荼羅(かんぎょうまんだら」の特別拝観中(12月8日まで)。
でもまだ午前中は拝観される方も少ないようで、ゆっくりと見ることが出来ました。
総門からここまで普通なら5分ほどで歩けるのに、あまりに美しい景色で撮影したり、角度を変えて眺めたりしていたので、ゆうに30分は過ぎていました。
この日は「観経曼荼羅(かんぎょうまんだら」の特別拝観中(12月8日まで)。
でもまだ午前中は拝観される方も少ないようで、ゆっくりと見ることが出来ました。
「観経曼荼羅」は本堂で見ることができます。
金絲刺繍がほどこされた美しい曼荼羅について詳しく説明をしていただけますので、仏教に詳しくなくても大丈夫です!
金絲刺繍がほどこされた美しい曼荼羅について詳しく説明をしていただけますので、仏教に詳しくなくても大丈夫です!
本堂と渡り廊下でつながっている書院では、「涅槃の庭」と「隨縁の庭」を見ることができます。
「涅槃の庭」は、入寂したお釈迦様を囲んで悲しんでいる弟子たちを大小の石で表現した枯山水庭園です。
白砂の奥にある大きめの石の並びがお釈迦様(左側が頭です)で手前にある少し小さな石が弟子を表しているそうです。
遠くに見える大文字山など東山連峰が借景となっています。
「涅槃の庭」は、入寂したお釈迦様を囲んで悲しんでいる弟子たちを大小の石で表現した枯山水庭園です。
白砂の奥にある大きめの石の並びがお釈迦様(左側が頭です)で手前にある少し小さな石が弟子を表しているそうです。
遠くに見える大文字山など東山連峰が借景となっています。
白砂と苔、垣根の緑の中に少しだけある紅葉がとても印象的でした。
一方「隨縁の庭」は、幾何学的なデザインのモダンな枯山水庭園で、すっきりとした美しさを感じました。
一方「隨縁の庭」は、幾何学的なデザインのモダンな枯山水庭園で、すっきりとした美しさを感じました。
「隨縁の庭」は、奥に見える仏堂の蟇股にある三井家の四つ目紋にちなんでいるそうです。
真如堂は三井家の菩提寺となっていて、境内墓地には三井家代々の墓所があります。
現在では三井グループゆかりの寺院ともなっています。
真如堂は三井家の菩提寺となっていて、境内墓地には三井家代々の墓所があります。
現在では三井グループゆかりの寺院ともなっています。
拝観が終わると書院から本堂の裏を通って本堂正面に戻ります。
本堂の広縁から見る紅葉もきれいです。
本堂の広縁から見る紅葉もきれいです。
今度は本堂を北から南までぐるっとまわりましょう。
本堂北側の紅葉は真っ赤に色づいているのやグラデーションになっているのなどさまざまでした。
本堂をバックに見ると一層風情を感じます。
本堂北側の紅葉は真っ赤に色づいているのやグラデーションになっているのなどさまざまでした。
本堂をバックに見ると一層風情を感じます。
先ほど通った渡り廊下の周辺にあるもみじは赤と緑のグラデーション。
渡り廊下の下を通る抜け道から本堂裏手へ出てみましょう。
渡り廊下の下を通る抜け道から本堂裏手へ出てみましょう。
本堂裏で多く見られたのは真っ赤なもみじです。
見事に紅葉した樹々がとても多く、本堂をバックに撮影したり、また紅葉の接写をしたりされている方がいっぱい!
見事に紅葉した樹々がとても多く、本堂をバックに撮影したり、また紅葉の接写をしたりされている方がいっぱい!
風格あるお堂と紅葉はなぜこんなにもお似合いなのでしょうか。
お堂を1周して再び正面へ。
本堂の少し北側にある池に面して弁天堂があります。
多くの拝観者がいる境内で、小さなお社がひっそりとたたずんでいました。
本堂の少し北側にある池に面して弁天堂があります。
多くの拝観者がいる境内で、小さなお社がひっそりとたたずんでいました。
最後はやはり三重塔をベストポジションで撮影!
紅葉と三重塔、美しいです。
美しくあでやかな紅葉ですが、お寺で見るとしっとりとした風情を感じます。
これからは敷紅葉が見ごろを迎える時期。
真如堂もまだまだ色づき続けますので、まだ紅葉を堪能していない方はぜひお参りください。
紅葉と三重塔、美しいです。
美しくあでやかな紅葉ですが、お寺で見るとしっとりとした風情を感じます。
これからは敷紅葉が見ごろを迎える時期。
真如堂もまだまだ色づき続けますので、まだ紅葉を堪能していない方はぜひお参りください。
真如堂の基本情報
・住所 京都市左京区浄土寺真如町82
・電話 075-771-0915
・境内自由
・本堂・庭園拝観時間 9:00~16:00(受付終了15:45)
拝観料
・通常期 大人500円/高校生300円/中学生以下無料
・春季特別拝観(花供曽あられ付)大人800円/高校生600円/中学生以下無料(あられなし)
・秋期特別拝観 大人800円/高校生500円/中学生以下無料
アクセス
・最寄り駅 京阪「神宮丸太町」徒歩約25分
・バス 「錦林車庫前」徒歩約8分
・HP https://shin-nyo-do.jp/
・電話 075-771-0915
・境内自由
・本堂・庭園拝観時間 9:00~16:00(受付終了15:45)
拝観料
・通常期 大人500円/高校生300円/中学生以下無料
・春季特別拝観(花供曽あられ付)大人800円/高校生600円/中学生以下無料(あられなし)
・秋期特別拝観 大人800円/高校生500円/中学生以下無料
アクセス
・最寄り駅 京阪「神宮丸太町」徒歩約25分
・バス 「錦林車庫前」徒歩約8分
・HP https://shin-nyo-do.jp/
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藤花
