2016年12月21日 更新

食べログ”京都1”のお好み焼き店!自家製どろソースが決め手!「お好み焼吉野」

今回ご紹介するのは、三十三間堂近くの路地奥にひっそりと佇む人気のお好み焼き店「吉野」なり。食べログのお好み焼きランキングでは1位のお店です。

三十三間堂近くの路地奥に

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なんだかお好み焼気分で、週末、ランチ営業あり!で検索して、京都で一番有名なお店にしよう!とチョイスしたのが、三十三間堂南側の路地奥にある、有名店「吉野」なり。 
とりあえず、現在京都お好み焼店食べログ第一位、オープンは1963年というから、ま、昭和感溢れるお店なのだ。

三十三間堂の正面から、西側壁沿いに接する道路をずんずん南に下っていくと、こういう年季の入った提灯が見えてくる。実は車で来たのですが、こういう路地奥店ではあまり例がない、お店の駐車場完備!なお店だ。
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先ほどの提灯から左側に頭を向けると、路地奥に吉野がある。しかしまぁ、存在を知らないと100%行き着けないお店ですな。
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11:00オープンで10分過ぎほどに到着。先約はおっさんカップル1組だけで、2人掛けのテーブル席に案内される。
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お店は結構ご高齢のおかあさん、息子さんの2人で回されているのだ。カウンター席にテーブル席と全20席強、というところ。
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我々が入って30分ほどすると、常連だと思われるおっさん連中が三々五々集まってきて、帰るころには7分ほどの入りに。しかしまぁ、適当に雑然としていて、清潔感からは程遠い感じなのですが(汗)、なんともおっさんが和める昭和な空間ですなあ。
基本、ご近所の方の普段使い店なのだ。

50年以上愛されてきたお好み焼き店

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こちらがほぼ全メニュー。ま、それほど豊富なほうではなく、お値段はそれほどお得!でもない普通レベル。これ以外は壁張りで「すじ煮¥500」もある模様でした。珍しく結構長考して厳選3種類を注文。
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まずは昼酒のアテにお願いした、レバー焼¥1000なり。カウンター席の鉄板で調理され、でっかいちり取りに乗っかってサーブされる。基本塩胡椒ぐらいのシンプルな味付け、小皿で甘口の焼き肉のタレが添えられる。シャキシャキキャベツに、ぽったりとした牛レバーのハーモニー。いやはや、これは呑まないと!ということに。
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上ミノ焼きそばは¥1200なり。各テーブルに完備しているカツオ粉、青海苔てんこ盛りでいただきます~。しこしこ腰しっかりの細麺に、麺で隠れていて見えませんが、シッカリ量のブリブリな上ミノがこれほど合うのか!という発見。。。いやー、旨しですな。
京都の焼きそばは太麺をチョイスしているお店が多そうですが、これぐらいの細麺が好み!
具沢山でお腹一杯だか、やっぱお好み焼は食うでしょう?ということに。
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いよいよ吉野風お好み焼の登場!なのだ。チョイスしたのは「油かす玉 ¥950」なり。製造プロセスを観察していると、まずはクレープ風に鉄板に生地を広げ、刻みキャベツをてんこ盛りにした上に、生地を上からぐるぐるーっと掛けるベタ焼の手法。後で加える生地量が多いので広島風にはならないのですな。
ソースは甘口、辛口の2種がそろっているので、まずは甘口をしっかり目にかけました。
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断面図。大阪風にやまいもしっかりふわふわ生地、ではなくてベースの生地はチヂミっぽいむっちりした食感。好みとは少し違うのだが、こちらのお店、このお好み焼を格段に旨く食べさせる秘密のアイテムがあるのだ。
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それがこちらの自家製どろソース。欧風カレーぐらいのぽったりとした粘度で、様々な香辛料と香味野菜が使われていそうなお味。超激辛!ではないのだがしっかり辛口で、これをちょんちょんとお好み焼や焼きそばに添えていただくと、辛いもの好きなら100%喜ぶと思う。マヨネーズはありませんが、辛い物好きな嫁ともども、「このどろソースは偉大だ~!」を連発しつつ、楽しく頂けました。

あー、しまった!と思ったのは、常連さんはほぼ全員そば入りのお好み焼をチョイスしていて、そちらのほうがボリューミー&旨そうだったのと、ソース焼きめし入りのオムライスも食べ損ねたこと。

旅行者の方にわざわざお勧めしたい!とは全然思わないのですが、こういう昭和感満載で雑然とした雰囲気がお好みなら、楽しんでもらえるでしょう。 ご馳走様でした~。

お好み焼 吉野 クチコミ情報

お好み焼 吉野 店舗情報

店名:お好み焼 吉野
住所:京都市東山区大和大路通り塩小路下ル上池田町546
営業時間:11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:月曜日・火曜日
TEL:075-551-2026
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。