2017年8月29日 更新

【京都難読神社】ひそかに豊臣秀吉を祀った御神猿のある社「新日吉神宮(いまひえじんぐう)」【東山七条】

東大路通七条。東山に向かって上がった高台に位置する神社。境内には狛犬ならぬ狛猿が鎮座し、猿がご神体。そして、ひそかに祀られた豊臣秀吉の社もあり『隠れ太閤さん』として知られる。

智積院の北側にある猿が祀られた神社

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東大路通り沿い。こんな立派な石塔と目印にした神社『いまひめじんぐう』と読みます。「しんひよし」じゃなく(笑)
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1160年(永暦元年)後白河上皇の命により、院の御所(法住寺殿)の鎮守社として、現在より南に創建。その後、社地を転々とし、現在の社地となったのは豊国神社が再興された1897年(明治30年)になってから。1958年(昭和33年)、後白河天皇を増祀し、翌1959年(昭和34年)に神社名を現在の新日吉神宮と改めた。
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しばらくなだらかな上り坂。古くは阿弥陀ヶ峰(鳥部山)山麓付近中心を「鳥辺野(とりべの)」と呼び、北は五条坂、南は今熊野まで東山山麓から鴨川までのエリア。そして、この辺りはかつて京都で代表的な葬送地。
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で、ようやく鳥居が。
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そして、本殿脇には、狛犬ならぬ「狛猿(こまさる)」。猿の姿をした神様の使い、真猿・・・「魔去る」勝る=まさると称され、信者の災いを去る、というご利益が。なので、社務所の御守りも猿をモチーフにしたもの。
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さらに奥にひっそりとある社「樹下社(このもとのやしろ)」は「豊国神社(ほうこくじんじゃ)」とも呼ばれ、この樹下社に豊臣秀吉を信仰をする人々が訪れた。
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江戸時代、豊臣秀吉に関するものはすべて壊され、禁止。しかし京都での秀吉人気は高く、隠れて崇拝する人がここに集ったという。まるで「隠れキリシタン」ならぬ「隠れ太閤さん」。

もともとこの新日吉神宮は豊国廟社の跡地に建っていたこと、樹下社の「樹下」と、豊臣秀吉の旧名・木下藤吉郎の「木下」が同じ“音”を持っていること、そして「猿」が御神体だったことも、秀吉を祀った理由なんですかね。

新日吉神宮 へのツイート

詳細情報

住所:京都府京都市 東山区妙法院前側町451−1
電話番号:075-561-3769
関連サイト:http://www.imahie.com/
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