2022年7月16日 更新

【2022京都祇園祭】“厄除ちまき”は個性豊かで御利益いろいろ☆金運アップ「郭巨山」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は現在進行中の祇園祭2022前祭。その山鉾では御守・厄除ちまきを授与されていますが、御利益いろいろで個性豊か。

個性豊かなご利益の“厄除ちまき”

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現在進行中の京都夏の風物詩・祇園祭2022。その前祭の様子ですが、この時点で残すところの行事は宵山、山鉾巡行となった日の午前中。この日、とある厄除けちまきをいただこうとやってきました。毎年説明していますが、ちまきといっても食べるちまきではありません。お守りです。

もともと粽(ちまき)とは食べるものではなく、中身のない食べられないもの。山鉾巡行に際して鉾上より囃子方が投げる粽を見物人が持ち帰り、門口に吊るして一年の厄病災難よけにしたことが今の厄除けちまきのはじまり。
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この時も多くの方が見物にこられ、さらに毎年授与される厄除けちまきを求めてお会所に。ですが、この時すでにこの日の分は完売。午前中の早い段階ですでに授与終わっていたようです。
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そんなことを想定し、私の場合はネット授与を利用しています。コロナ禍、密にならない対策として始まったネット授与ですが、今年は大丸松阪屋オンラインショップで事前に受付されていました。いつも親戚分併せて3束必要なので、個人的にはちょうどよく。すでに受付終了されています。
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他、祇園祭の主催・八坂神社でも授与されていて、我が家では玄関に2つお守りに飾っています。

厄除けちまきは各山鉾町でも期間中授与されていて、山鉾の由来にちなみ、それぞれ御利益がちがい個性豊か。それぞれ以下のような御利益にあやかれます。

役行者山:疫病除け・交通安全 ・安産
鈴鹿山:盗難除け・安産
八幡山:夜泣き封じ・子供の健康・夫婦円満
黒主山:泥棒・悪事除け
浄妙山:勝運向上
鯉山:立身出世・開運・家内安全
霰天神山:雷除け、火災除け
占出山:安産
郭巨山:金運向上
孟宗山:親孝行
油天神山:学問成就
木賊山:迷子除け・再会
船鉾:安産
白楽天山:学問成就、招福除災
太子山:学問成就・知恵を授かる、身代わり
保昌山:縁結び
菊水鉾:不老長寿・商売繁盛
岩戸山:開運
山伏山:雷除け
芦刈山:縁結び・夫婦円満
綾傘鉾:安産・縁結び
四条傘鉾:招福厄除
大船鉾:安産
(布袋山:子孫繁栄・壽福増長)

これ以外に、御朱印、御守やグッズも各山鉾町にて授与されています。
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で、今回私が注目したのは金運。というわけで、こちら四条通に面した郭巨山へ。

郭巨山は古代中国の史話二十四孝の一人の郭巨(かくきょ)の故事にちなんでいます。郭巨は貧困のため老母と3歳の男児を育てることに困窮し、親か我が子のどちらかを口減らしする極限の選択に迫られます。子はこれからも恵まれる機会があるが母に代えはなし、という思いから、子を土に埋めようと穴を掘っていたところ、黄金一釜を授かり、母子に孝養を尽くせたという。そのことから、こちらでは金運向上の御利益が得られます。
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そして、郭巨山の特徴として、この紺地の日覆い屋根。他の山は朱傘になっています。この時点ではありませんでしたが、山鉾巡行の際には御神体人形が飾られます。
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その向かいにお会所があり、こちらで厄除けちまきのほか、手ぬぐいなども授与されています。
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そして、奥への見学可能ということで懸装品と御神体人形を。同掛には円山応挙の師、石田幽汀の下絵によるもの。現在の胴掛は上村松篁画伯だそうですが。見送は応挙の孫、円山応震の下絵による『唐山水仙人図綴織』。御神体人形は郭巨と童子。
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その傍らに、寸志でこんなお守りを授与されていました。懸装品「乳隠し」にちなみ、母乳の出を守る「乳の御守」。すでにその必要のない身ですが(笑)

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今回こちらの厄除けちまきと乳のお守りをいただきました。
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ちまきには金運向上ということで小判があしらわれたちまき。
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そして御朱印も同封されていました。「急急如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)」と書かれています。なんでも、陰陽道において常用される呪文だそうで、 急ぎ律令のごとくすべし、という意味。
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乳の御守はこんな小さいサイズのもの。なので、身につけたり持ち歩いたりもしやすいですね。

それぞれの山鉾で個性豊かな厄除けちまき。2022年祇園祭前祭分の授与はすでに終えているところほとんどですが、後祭分はこれから。ご参考に。

基本情報

名称:郭巨山
場所:京都市下京区四条通り西洞院東入る郭巨山町
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