2022年8月25日 更新

【京都庭園めぐり】青もみじと竹林が涼しげ、サルスベリが咲く夏景色が魅力「圓光寺」【京都花めぐり】

京都洛北の紅葉名所で、涼風が通りぬける青もみじの庭園と竹林で涼を感じました。そんな圓光寺の夏の風景とアクセスなどを写真と動画で紹介します。

暑い京都市内で涼を楽しむ

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圓光寺は左京区一乗寺にある臨済宗の寺院です。
アクセスは、叡山電鉄一乗寺駅から徒歩約15分、京都市バス「一乗寺下り松町」下車徒歩約10分です。坂道が苦手な方は、時間を少しプラスしてお考え下さい。

寺子屋の前身的な存在での始まりで、1677年に現在地へ移転。その後明治維新の際に荒廃しましたが、後に再興され、現在は南禅寺派の研修道場として座禅会などが行われています。
紅葉の名所として、広く知られており、四季を通して見どころが多く、青もみじや苔の庭園、竹林もあり、京都の魅力がぎゅっと詰まっています。SNSでも人気のお地蔵様や、境内の夏風景を紹介します。
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山門をくぐる前のお楽しみ、ハート型の石があります。周囲に気を付けて探してみてくださいね。
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本堂へと続く境内は、石組みが個性的な参道が続き、苔や松も楽しめます。春には牡丹が咲き誇り、様々な花も楽しめます。
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平成25年に完成した奔龍庭(ほんりゅうてい)です。階段を登ると目に飛び込んでくる斬新な庭園です。
ぐるっと巻いた白砂は、雲海を見立てていて、龍の顔を石組みで表現。稲妻を表した石柱はかつて井戸の部材として使用されていたそうです。
天井画として本堂に龍が描かれている寺院が多いですが、圓光寺には龍が庭に居るかのように表現された庭園となっています。
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書院から眺める十牛之庭です。
秋には大人気の眺めで混雑しますが、青もみじの季節は比較的静かに眺められます。この日も数人来られていましたが、皆静かに青もみじが風に揺れるのを眺めておられました。
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こちらの石はちょっと牛に見立てた感じでしょうか。十牛之庭は、牛を追う牧童の様子が描かれた「十牛図」を題材にして作庭されたと伝わる庭園です。
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十牛之庭の端、中門のそばに、樹齢が長そうな大きなサルスベリの木があります。一部散っていたので、見頃は過ぎつつあるようでしたが、ピンク色のきれいな花を咲かせていました。
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圓光寺型水琴窟です。本堂の前にあります。
水琴窟とは手水鉢の下に空洞があり、そこに水瓶などを置き、水滴を落下させた時の音を反響させる仕組みになっています。竹筒から聞こえるカランカランという音は柔らかく、2本の竹筒から聞こえる音は、それぞれ少し違うように感じ、とても癒されます。以前は柄杓が置いてありましたが、かすかに聞こえる音を聞くのも趣がありました。
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十牛之庭を奥へと進みます。苔が広がり、青もみじに覆われているので、日陰が多く、涼しかったです。
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大人気の微笑みのお地蔵様です。こちらのお地蔵様に会うのがいつも楽しみです。小さいので、見落としがちのようで、あまりの小ささに驚く人を見かけます。
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栖龍池(せいりゅうち)は洛北で最も古い池と伝わっています。いにしえの先人たちはこの眺めを絶景と讃えたそうです。池を覆うように青もみじがあり、それらが映りこんで、絶景というのも納得です。
池のそばに小さな滝があり、その音も涼しげでした。
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応挙竹林です。十牛の庭の奥にある竹林は昔、円山応挙がよく訪れた竹林で、「雨竹風竹図屏風」のモデルになったと伝わります。
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竹に囲まれた道を歩くと、蝉の声、鳥のさえずりや、カタンという竹林特有の竹がしなる音、時折ひぐらしの声も聞こえ、晩夏の涼しい異空間へ飛び込んだようでした。
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鐘楼です。この周りの青もみじは特に背が高く、青もみじに覆われた空間も趣があり素敵でした。
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竹林よりさらに奥へ、墓地の横に階段があり、山頂まで登る事が出来ます。紅葉が焼けているのか?赤く染まっていました。
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徳川家康公の葉を埋葬したお墓の横に、東照宮があります。近年再興されました。
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東照宮付近からの眺めです。境内越しに京都市内が一望でき、夕日に染まる風景は絶景だそうです。
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望遠で撮影してみました。先日の五山送り火の舟形でしょうか?直前の雨にもかかわらず、無事に点火されて印象的な送り火でした。
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奔龍庭そばの瑞雲閣内にある宝物館です。こちらには円山応挙が描いた「雨竹風竹図屏風」(レプリカ)が常設展示してあります。
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瑞雲閣入り口にある、火灯窓です。十牛之庭の青もみじが、まばゆい光と共に窓を彩っていました。

今回は、圓光寺の夏景色を紹介しました。
夏に拝観しても、見所が多く、日陰が多くて涼しいのが何よりでした。近くへ行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

圓光寺 on YouTube

圓光寺の夏景色を動画でまとめました。良かったらご覧ください(^^)

スポット情報

名称:圓光寺 えんこうじ
住所:京都市左京区一乗寺小谷町 13
電話番号:075-781-8025
拝観時間:9:00~17:00
関連ページ:https://www.enkouji.jp/
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