2022年2月2日 更新

美味い「京のラーメン」選りすぐり5選【京都市内中心部】

【昭和男子の美味いもん紀行】京都にはラーメン店がいっぱい。それぞれの店がラーメン県で修業をされた味をベースにしながらも、関西人、京都人の口に合うように工夫してしのぎを削っています。その中でも京都市内で私がじっさいに食べてみて美味しいと感じている5店舗を選りすぐってみました。

市内中心部の美味いラーメン

とんこつらぁ麺 嘉晴 京都二条駅前店

京都三条会商店街 「とんこつらぁ麺 嘉晴 京都二条駅前店」

京都三条会商店街 「とんこつらぁ麺 嘉晴 京都二条駅前店」

 嘉晴とんこつ半熟タマゴらぁ麺は、大阪の有名店で15年修業を積み、店主が試行錯誤の末、とことんこだわり編み出した豚骨スープ。実際に豚骨スープを飲んでみて、旨みもコクと深みもあるのにさっぱりしたいくらでも飲めそうな美味いスープに驚かされました。
 麺は付き合いが深い大阪の鶴見製麺所と嘉晴のスープに合うために開発したオリジナル麺を使用しています。確かにこのスマートスープにはこの細麺がよく合います。
玄関にはただいま伝説中の表札

玄関にはただいま伝説中の表札

 チャーシューは極上のトロトロチャーシューです。オープン以来、継ぎ足しで使っている秘伝のタレに長時間弱火でじっくり煮込み続けているそうで、味のしゅんだ、ぶ厚いチャーシューがほろほろととろけ落ちるよう。
 自家製の高菜、手作りの肉みそをはじめ、紅生姜・赤かっぱ・刻みたくわんなど、常に数種類の惣菜が用意されているのも嬉しい
店名:とんこつらぁ麺 嘉晴 京都二条駅前店 
住所:京都市中京区西ノ京池ノ内町6−7
電話番号:075-823-2333
SNS:https://twitter.com/yoshiharu_4486

祇園白川ラーメン

 知恩院門前古川町商店街「祇園白川ラーメン」

 知恩院門前古川町商店街「祇園白川ラーメン」

 店長の石浦達也さんは、このレトロな商店街に行列のできるラーメン店を作って、地域復興にも一役買えたらと、 北海道の人気ラーメン店で修業を重ね、そこで学んだ味噌の味をベースに京都に馴染む人たちならではの「味噌ラーメン」に仕上げました。
 店主と料理長が選び抜いた味噌を鉄鍋で一気に煽(あお)り、味噌の香ばしさを引き立てた京都味噌ラーメンです。北海道の白みその中から、三種類が厳選され調合されています。
辛みそとラー油を使用した辛いラーメンも人気

辛みそとラー油を使用した辛いラーメンも人気

 麺を飾るのは、メンマ・京の水菜・自家製チャーシュー・すりおろし生姜。すりおろし生姜がスープに混じりあうことで、切れのあるさっぱりした味に。煮卵の追加トッピングもできます。味噌ラーメンを食べてみましたが、京水菜が食べやすいように小さめに刻んであって、濃厚なのにさっぱりと切れのあるスープや美味しい麺とよく合います。味噌の香ばしさがたまりません。厳選した辛みそとラー油を使用した辛いラーメンも、若い人たちを中心に人気なのだそう。
店名:「祇園白川ラーメン」 
住所:京都市東山区稲荷町北組567-26
電話番号:075-541-3939
SNS:https://www.instagram.com/shirakawa_ramen/

燻とん あくた川

寺町京極商店街 「燻とん あくた川」

寺町京極商店街 「燻とん あくた川」

 今出川通の学生街で行列のできる家系ラーメンの店「初代 麺家 あくた川」はじめ、今では8店舗を有するようになった(コロナ禍で休店中のモンゴル店を含む)あくた川グループの新ブランドとして2021年12月4日に寺町京極にオープンしました。細麺に絶妙に絡むスープは濃厚だけどもたれない、これなら女子にも人気が出そう。少なくなったスープに混ぜ麺のように替え玉もできたりします。
芥川英司代表取締役

芥川英司代表取締役

 寺町京極店の味は、頭骨ではない100%豚骨肉を使い、より豚骨味が際立つ家系ではない新しい味の豚骨ラーメンを開発しました。最後の決め手となったのは、チャーシューの燻製の香り、とり油にもスモークを使うことでした。芥川社長は、「うちのスローガンは、物を売るな、感動を売れ。寺町京極好きな人にうちのラーメンがソウルフードになってほしい。ここから世界へチャレンジしたい」と意気込みを語ってくださいました。
店名:燻とん あくた川
住所:京都市中京区式部町264(寺町蛸薬師上ルに西側) 
電話番号:075-221-3620
SNS:https://twitter.com/kunton_akuta

ら~めん杉千代

「ら~めん杉千代」

「ら~めん杉千代」

 行列のできる店として連日、メディアなどでも取り上げられ、カップラーメンにもなった太秦の人気店。2009年に惜しまれつつ10年で閉店した「ら~めん杉千代」が伝説のら-めんレシピで復刻。昔通りの美味さと評判です。
 とろけ落ちるチャーシューと背脂の浮いた感じがまた懐かしい。こってり濃厚な鶏ガラ、豚骨で取ってあるにもかかわらず、さっぱりと爽快に飲めるスープが細麺にいい感じで絡み付く味。「これだっ」と思わずにっこりしますよ!
伝説のラーメンが四条河原町上がる東入に完全復活

伝説のラーメンが四条河原町上がる東入に完全復活

 メニューはシンプルに「らーめん」と「ちゃーしゅーめん」の二点勝負。のり、メンマ、ねぎ、チャーシュー麺には、丼一面に三枚の大きな丸チャーシューが乗っています。トッピングはライスとねぎのみ。卓上調味料はコショウ・一味・にんにくがあり、味変もできます。
店名「らーめん杉千代」
住所:京都市中京区米屋町380−6
電話番号:075-741-7539
HP:https://www.sugichiyo.com:

家系ラーメン 山下醸造

「家系ラーメン 山下醸造」

「家系ラーメン 山下醸造」

 横浜家系ラーメン(よこはまいえけいラーメン)とは、横浜市の「吉村家」が源流のラーメン店舗群で濃厚な豚骨醤油ラーメンのジャンルを指すのだそう。豚骨や鶏ガラから取った出汁に醤油のタレを混ぜた「豚骨醤油ベース」のスープ、太い中華麺と鶏油に、ホウレンソウ、チャーシュー、海苔のトッピングで構成されるのが一般的だそう。
 山下醤造で味わっていただきたいのが「のりのりラーメン」です。海苔が。有明産、明石産など日によって産地は違えど最高級のもの。そのままパリッと食べれば海苔の香りが口の中一杯に広がります。スープに浸してもいい。
1日限定10食で 家系吟醸担々麺も。

1日限定10食で 家系吟醸担々麺も。

 旨味だけを残したスープ。クリーミーでクセになる味です。がっつとした醤油の層、マイルドな豚骨の層、香り立つ旨味の鶏油の層と3層に分かれたスープは各層に味わいの違い、特徴があります。無駄、雑味のない山下醤造のラーメンは満足感いっぱいです。
 山下醤造では1日限定10食で家系吟醸担々麺も用意されています。普段の山下醤造の豚骨醤油に比べて辛さとコクのました逸品です。
店名:家系ラーメン 山下醸造
住所:京都市中京区西ノ京職司町19
電話番号:075-822-0505
SNS:https://twitter.com/yamasho_iek
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Sinosino Sinosino