2021年12月11日 更新

【京都鍋】キム兄絶賛の名物『山椒鍋』は京都人唸る美味しさ☆烏丸御池スグ「とり粋」

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区、地下鉄烏丸御池駅にも程ちかい場所にある焼き鳥店。京都出身のお笑い芸人がテレビでも紹介し人気を博す『山椒鍋』をいただきました。

山椒好き京都人がハマる『山椒鍋』

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中京区、地下鉄烏丸御池駅にもほど近い三条新町。
ここに前々から気になっていた焼き鳥店『とり粋』があります。ちょうど友人との忘年会にやってきました。

じつは以前たまたま観ていた関西ローカル番組『松本家の休日』で、京都出身のお笑い芸人キム兄こと木村 祐一さんがこちらのお店を推し、他まっちゃんこと松本人志さん、たむけん、ほとちゃんなど引き連れて名物『山椒鍋』を紹介。それを皆が美味しいと絶賛し、私自身も山椒好きということもあり、機会あればぜひ食べてみたいとずっと思っていました。
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店内は京町家リノベ店舗で、テーブル席、カウンター席、あと2階もあるようでした。わりと落ち着いた佇まいですが、人気で満席。この日はあらかじめ電話で予約し、山椒鍋だけはとりあえずキープ。山椒鍋はオールシーズン提供されてるようですが、この時期限定のセリ根入りも目当てに。

お酒は種類豊富に各種あります。カウンター頭上にもボトルがずらり。
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そして、名物『京山椒なべ』は単品、コースとありますが、お店のオススメで鍋だけ注文し、あとはアラカルトで焼き鳥を注文することに。本来焼き鳥がメインのお店。それが、キム兄効果で今では山椒鍋の店と化してしまってますが(笑)
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焼き鳥や焼き物メニューも各種あります。さらにボードには本日のオススメメニューも紹介され、さらに馬刺しなどもあり、お酒のアテには困らないほど。
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まずは生ビールでスタート。
突き出しの小鉢、きゅうりと沢庵、胡麻や昆布などを混ぜた、簡単そうでいて、ありきたりではない工夫の一品。これ以降の料理に期待値上がります。
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そして、最初から山椒鍋をお願いしました。具材はこちら。丹波の鶏肉を使用し、コリコリした食感の「比ね鶏」と柔らかい「若どり」の2種類。さらに宇治産のセリを中心に京野菜がたっぷり。
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あらかじめ鍋には親鳥からとった出汁と和歌山県産「ぶどう山椒」を合わせた山椒鍋秘伝のスープが入っていて、お店の方がサーヴィスしてくれます。もともと山椒鍋は京都・京北の郷土料理店で提供されていたもので、それをご主人流に完成させたのがこちら。とりわけ、京都は山椒文化圏といっても過言ではなく、どんな料理にも山椒を合わす山椒好きの地域性。なので、最初この山椒鍋を知った時、まだ食べてもいないのに、絶対美味しいやつに決まってる!という確信がありました(笑)
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そして、葉物類はさっと火を入れた程度で食べてくださいとのこと。スープにはもちろん山椒が入っていますが、追い山椒も添えられています。実山椒がペースト状になってて、かなり痺れるので加減して入れてくださいとのこと。
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歯ごたえある比ね鶏と若鶏との味わい比較。そして、それをアシストするように山椒のさわやかな風味と辛み。かなり上品でありながら、しっかりと味わい深い具材たち。そして、セリ根も。セリ根を鍋に入れることを提案したのはキム兄なんだそうで、御主人いわく東北産セリ根とちがい根っこ部分の掃除が結構大変なんだとか(笑)それでも、ちょっと生薬のような、いかにも身体に効きそうなセリ根で、これはキム兄提案の勝利。
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そして、追い山椒。一気に痺れが増しますが、これがクセになります。
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そうなると、お酒もすすみ、こちらは地元京都の幻の銘酒『城巽菊(じょうそんぎく)』。明治創業の西本酒店が販売するお酒で、二条城の巽の方向(東南、すなわち城巽)に位置していることが名前の由来となったお酒で、京都盆地の風土を生かして仕込んだ気品漂うお酒だったとか。かつては自家醸造販売されていましたが、戦前の原料不足により廃業。それを平成14年に滋賀の酒蔵で仕込み、復活発売されるに至ったのがこちら。まさしくふんわりと上品な味わい。
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そして、ここから焼き鳥メニューに突入。秘伝の甘辛たれがたっぷりかかったオリジナル焼き鳥『赤鬼串』。ジューシーかつ甘辛味で、酒量が増える美味しさ。
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もも肉の青鬼焼き(山椒焼き)。もも肉が1枚状態で焼かれ、皮のバリパリ感がいい。さらに周りに配置された山椒味噌や実山椒の佃煮が薬味としても、お酒のアテとしても最高。
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そうなると、日本酒がすすむすすむ。澤屋まつもと、七本槍など。
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さらに、ビタミンCとローヤルゼリー配合のヘルシーな『Vサワー』。程よい甘みもあり、これも焼き鳥に合います。
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そして、山椒をお餅に練り込んだ山椒餅を追加。なんでも地元・葵餅さんで作ってもらってる店のオリジナル餅なんだとか。これ、フツーに存在しても人気ありそうなお餅。ご主人とは昔の京都がこんなんやった~みたいな会話で盛り上がります(笑)
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つくねのバルサミコ。このテリテリ感はバルサミコによるところなんでしょうか。わりと濃厚で程よい甘み。これも美味!
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最後もう1杯くらい、ということで奥播磨の山廃と炙ったワタ入り丸干しイカ。これは合わないハズがなり最強のコンビ。
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そして、最後お雑炊。
けっこうしつこく呑んで食べたこともあり、会計一人8000円ほど。まあ楽しいひと時だったので悔いなし。ちょっと山椒の虜になるお店。特に冬場のセリ入りの山椒鍋はオススメ。こんなジャンルの鍋が定番としてあってもいいな、と思うほど。クセになりますよ。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:とり粋
場所:京都市中京区釜座町36
電話:075‐255‐5191
営業時間:平日 11:30~14:00 夜:18:00~23:00
       土日曜祝日: 18:00~翌23:00
定休日:不定休
関連サイト:https://sanshonabe.com/
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