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汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府相楽郡笠置町の山中にある、日本の仏教史を語る上で外せないお寺。巨岩に彫られた摩崖仏や雲海も見える秘境的寺院。
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以前から一度は訪れてみたいと思っていた日本仏教史上重要な寺院『笠置寺』があります。下から登山がてら拝観される方もいるお寺ですが、それほどの根性もなく、今回は中腹の駐車場に車を停めて拝観。
真言宗智山派の仏教寺院。白鳳11年(682年)、大海人皇子(天武天皇)の創建と伝わる。お寺の由来はそのまま地名『笠置(かさぎ)』の由来になります。昔、天智天皇の皇子の大海人皇子が鹿狩りの途中、危うく馬ごと岸壁から落ちそうになったところ、祈願の末山の神に助けてもらい、窮地を脱することができた。皇子は祈願した場所の目印に笠を置いて帰り、弥勒仏をそこに彫ろうと再び入山。笠を探していると、白鷺があらわれ皇子を案内。皇子が笠を置いた石を笠置石、山を鹿鷺山と称し、それが今日の「かさぎ」の由来となります。そして、その岸壁に彫られたのが、現在にも残る御本尊『弥勒磨崖仏』であり、お寺の由来。