2021年1月20日 更新

フォトジェニックだけではもったいない観光名所『八坂庚申堂』

京都のインスタでよく見かけるかと思う”丸くて華やかなもの”の正体は「くくり猿」。意味を知って願い事を託しましょう!

東山の観光名所『八坂庚申堂』

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『清水寺』から徒歩10分くらいのところにある『八坂庚申堂』は日本三庚申の1つであり、庚申信仰を日本で最初に始めたお寺です。お寺を出るとすぐ東山のランドマークである『八坂の塔(法観寺)』を見ることができ、なかなかの撮影スポットです。
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”丸くて華やかなもの”の正体

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実は手足をくくり動けなくなった猿の姿で「くくり猿」と言います。京都や奈良の家やお店の軒先でも見かけますが、こちらは随分とカラフル。
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『八坂庚申堂』では欲を捨てると願いが叶うと言われていて、願い事を「くくり猿」に書いてくくりつけて願掛けをします。何故手足がくくられているかと言うと欲望をコントロールするため。欲に走ることを戒めて、欲を1つ我慢すると願いが叶うそうです。くくられている姿は可哀想でもありますが、丸くて可愛いので思わず購入してしまいます。
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私も以前来た時、心をコントロールできるようにくくりつけてきました。正直全然コントロールできていませんが、「くくり猿」を見ると反省できるので定期的に行きたくなります。
人気のため売り切れてしまうこともあるそうなのでご注意ください。

注目スポット

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『八坂庚申堂』は名前にもついていますが庚申の使いとされている猿がたくさんいます。これは病気がサル、災いがサルということで病気平癒にも効果があるためです。「見ざる、言わざる、聞かざる」の3匹の猿も境内のいたるところにいるので、ぜひ見つけてくださいね。フォトジェニックだけではもったいないお寺です!
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詳細情報

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名称:八坂庚申堂
住所:京都市東山区金園町390-1
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