2022年3月10日 更新

【京都ぶらり】京都イチの大鳥居誇るランドマーク☆平安京建築を模した神社「平安神宮」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は左京区岡崎にあるランドマーク的神社。京都イチの大鳥居を誇り、広大な境内には平安京時代の建築様式の社殿。

京都イチの大鳥居誇るランドマーク

 (220171)

左京区岡崎。この日は午前中からこの界隈を散策。ちょうど平安神宮の大鳥居を背景に、この時フリーマーケットが開催中で主にアンティーク品を物色。それにしても大鳥居の存在感が目を引きます。

高さ24m、幅18m。京都で一番の大きさ誇る平安神宮・大鳥居。1929年(昭和4年)に竣工し、2002年(平成14年)国の登録有形文化財に登録された建物。この辺りのシンボル的建造物でもあり、東山登山中の山頂からも、赤赤とまるで目印のように建っているのを確認できます。ある意味京都タワー的存在でもあり。
 (220172)

そんな大鳥居の参道を北に上がると、ご存じ平安神宮。

平安神宮は京都の中でも比較的新しい神社で、平安遷都1100年祭(1895年・明治28年)に市民の総社、桓武、孝明両天皇を祀る神社として創建。平安京の大内裏の正庁である朝堂院(八省院)を縮小して復元した社殿。
 (220173)

3、4月の祭事には、御祭神である桓武天皇に関連する記念祭が予定されています。
 (220174)

 (220175)

応天門。
平安京朝堂院の應天門(おうてんもん)を模した二層の楼門。その扁額『應天門』にはこんなエピソードがあります。

平安京の應天門にあった扁額は弘法大師作と伝わり、完成して門上に掲げた後に「應」の字の点を一つ書き忘れたことに気づいた弘法大師。そこに筆を投げて点を書き加えたともいわれ、ことわざ「弘法も筆のあやまり」は、ここから生まれたんだとか。
 (220176)

広大な敷地の境内。毎年6月に執り行われる薪能の会場にもなるスペース。その奥に見える建物が平安京の大内裏正庁の朝堂院(八省院)正殿を復元した大極殿。
 (220177)

そして、その社殿の両脇には左近の桜・右近の橘。
 (220178)

 (220179)

そのうちの右近の橘は、毎年この寒い時期には冷害から守るため、こうして覆いがされています。

 (220180)

その外拝殿。さらに奥には本殿、内拝殿があります。
1976年(昭和51年)、新左翼活動家による放火事件で、本殿・内拝殿など9棟が焼失。外拝殿は火災から免れましたが、当時地元新聞でも号外が出るほど大きく報じられました。焼失した建物は1980年に再建。
 (220181)

 (220182)

外拝殿の両側、左右対称に建てられた白虎楼・西歩廊と蒼龍楼・東歩廊。こちらも平安京朝堂院の建築様式を模したもの。他の神社にはない絢爛豪華で独特の雰囲気をかもしています。
 (220183)

 (220184)

小川治兵衛作庭の池泉回遊式日本庭園・神苑。大極殿背後の周囲三方に配された南神苑、西神苑、中神苑、東神苑で構成。四季折々で景色が楽しめ、特に春には枝垂桜の名所としても知られ、新型コロナ前には毎年恒例紅枝垂れコンサートが催され、夜桜のライトアップとともに幻想的な雅楽の調べを楽しめるコンサート。残念ながら、今年も中止だそうです。
 (220185)

他、こんな昭和遺産的記念メダル販売機もあり、修学旅行生を中心とした観光客の多い神社であることがうかがえます。紅枝垂れの咲くシーズンももう間もなく。コンサートは中止ですが、広大な庭園は見ごたえありオススメです。ぜひお越しください。

詳細情報

名称:平安神宮
場所:京都府京都市左京区岡崎西天王町
電話番号:075-761-0221
公式サイト: http://heianjingu.or.jp/
19 件

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

三杯目 J Soup Brothers 三杯目 J Soup Brothers