【十日ゑびす】「宝恵かご、ほい!」華やかな宝恵かご社参で商売繫盛を祈願「京都ゑびす神社」

日本三大えびすの京都ゑびす神社。東映太秦映画村の女優さんが、江戸時代にタイムスリップしたような芸妓姿に扮して参拝される、京都らしい「宝恵かご社参」と境内の様子を紹介します。皆さんに福が届きますように～。

活気あふれる十日ゑびす大祭

大阪の今宮戎神社、西宮の西宮神社と共に、日本三大えびすの一つ、京都ゑびす神社の創建は1202年。建仁寺の栄西禅師によって建立されました。活気が戻った祇園界隈、毎年1月8日〜12日の間『十日ゑびす大祭』として神事などが執り行われています。えびす様へのお参りと、東映太秦映画村による宝恵かご社参巡行を見にやってきました。

神社までの大和大路通りは露店がたくさん出ていて、活気が戻って来ていました。飲食系の露店が多く、良い香りに誘われながら、新春のおめでたい雰囲気が、観ていて嬉しかったです。

京都ゑびす神社は、栄西禅師が南栄から帰国する際に、海上で暴風雨から守ってくれた恵比寿神を祀ったことが始まりだそうです。建仁寺と関係が深いんですね。

宝恵かご社参巡行

東映太秦映画村の宝恵かご社参の御一考です。宝恵かご社参とは、「宝恵かご、ほい!」の掛け声とともに、江戸時代の芸妓さんに扮した女優さんを乗せ、ゑびす神社へ参拝。その後市内の百貨店や商店に吉兆笹を配り、京の新春を祝います。
公式HPには午前10時との情報でしたが、到着は9時半頃でした。いつも早い目なんでしょうか？ちょっとびっくりして慌てて撮影しました(笑)

京都ゑびす神社によるご祈祷が始まりました。
目の前で拝見させていただき、たくさんの福をいただけそうです。

美しい女優さんたち、静かにご祈祷を見守ります。よく見ると裸足です。寒い中凛とした姿が素敵でした。

本殿にご参拝されます。江戸時代にタイムスリップしたような風景です。

映画村より、新年のあいさつと商売繁盛と家運隆昌を願う三本締めが行われました。威勢の良い挨拶と、活気ある三本締めに「こいつぁは春から縁起がいいわい」なんて歌舞伎の台詞を思い出しました。

篠笛と軽快な太鼓で、巫女さんのくるっと回る優雅な神楽の舞があり、ご一行は鑑賞されます。

巫女さんの舞でご祈祷された、福たっぷりの吉兆笹を受け取られます。

社参一連が終了後、出発前に記念撮影にも応してくださいます。華やかでお美しいお姿、提灯や餅花をあしらったかごも華やか。新春から沢山の福を振りまいて下さっているようで、明るい気持ちになります。
記念撮影は皆さん笑顔で応じて下さり、有難く貴重な時間でした。当初5分間とアナウンスがありましたが、結局は10分程続きました。
宝恵かご社参は江戸時代に行われていたと伝わり、映画村の協力のもと、昭和53年より行われているそうです。