『京のお伊勢さん』で知られるパワースポットの紅葉
山科区、蹴上から九条山にさしかかる三条通り沿い。ちょっと気をつけていないと見過ごしてしまいそうな、小さな鳥居に間口狭めな参道。
途中、琵琶湖疏水を横切る橋を渡り、さらに山手へ。
高台に位置し、インクラインとその先に少しだけ市内を見渡せます。インクラインの線路上では着物姿の観光客らしき方々がそぞろ歩きしながら記念撮影していたり。
さらに階段状になった参道を登って行きます。普段から山奥にひっそりたたずむ神社で参拝客も少なめの穴場神社といえますが、この時神社を目指す人は私のみでした。
途中、参道沿いの民家で飼われているらしいニワトリを見かけ、のどかな雰囲気もあり。
境内の駐車場。燃えるような赤いもみじ。ちょうど見頃を迎えていました。
神社はさらに階段の先にあります。
京都最古の神社の一つ「日向大神宮」。５世紀末・顕宗天皇の時代に、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが興りとされ、日向大神宮の名の由来は遠く宮崎・日向の国から神様を迎えたことからなんだとか。
社殿は伊勢神宮と同じ神明造。内宮、外宮があります。まるで、伊勢神宮にいるのかと錯覚するほど。
かつて、東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として多数の参拝者を集める神社でした。
こちらは外宮。茅葺屋根になっています。
かつて、東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として多数の参拝者を集める神社でした。
こちらは外宮。茅葺屋根になっています。
さらに進み、内宮へ。
お伊勢さんなら外宮から内宮への移動距離かなりありますが、こちらはコンパクトサイズですでに見えています（笑）
お伊勢さんなら外宮から内宮への移動距離かなりありますが、こちらはコンパクトサイズですでに見えています（笑）
こちら内宮には伊勢神宮と同じく”天照大御神”が祀られています。「京のお伊勢さん」と呼ばれる所以です。
さらに山道へ。
ここはちょうど市内の山をぐるっと一周できる『京都一周トレイル』の中でも東山トレイルのコースに当る場所。
ここはちょうど市内の山をぐるっと一周できる『京都一周トレイル』の中でも東山トレイルのコースに当る場所。
そんなコース沿いにある戸隠神社を祀る洞窟『天の岩戸』。
中は真っ暗ですが、ちょうど中心部で戸隠神社をお参りすることができ、まるで胎内くぐりのように心身が清められ開運のご利益が授かるという。ちょっと探検気分（笑）
さらに先へ進むとすぐ出口にたどり着きます。
さらに先へ進むとすぐ出口にたどり着きます。
その山道も、南禅寺方面へ向かう東山トレイルコースと伊勢神宮遥拝所へ続くコースに分かれます。
今回は日没間際のソロ登山もどうかと思い引き返しましたが、伊勢神宮遥拝所へ向かうコースがこちら。山頂に京都から伊勢神宮の方角、南東を向いた鳥居があり、その前に伊勢神宮遥拝所があります。
こちらは以前撮影した画像ですが、遥拝所の真逆の方向には木々の間から平安神宮の大鳥居が見えます。さらにその先に、京都御苑、大文字山が続き、一直線上に並んでいます。伊勢神宮から遥拝所のある日向大神宮、平安神宮、京都御苑は神様の通り道で、京都の中でも最強パワースポットとも言われていたり。
静寂に包まれた境内。京都に居ながらお伊勢さんのパワーにもあやかれる最強スポットです。登山がてら訪れたい場所ですね。
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