2021年1月1日 更新

断面が気になるケーキたち☆「patisserie Miagola(パティスリー ミャーゴラ)」【京都紫野】

リンゴやレモンなど、もとのフルーツの形をリアルに表現した美しいケーキが人気の「patisserie Miagola(パティスリー ミャーゴラ)」☆中身がいったいどうなっているのか、断面がとても気になります☆

いただく前から愉しめる

 (198795)

ちょっと変わったケーキ屋さんです。

”変わった”なんて言うと失礼かもしれないけど、案外そう表現されるのも悪くないと思う店主のような気がします。
違う言い方すると”独創的”でしょうか。

まずシューケースというものがない。
ケーキ屋さんといえばまず想像するキラキラの冷蔵ケースがありません。
大理石トップのテーブルにケーキのサンプルがそのまま並んでいます。
ここに普通のケーキが並んでいるだけだとそれこそ”変わってる”感じですが、ケーキのビジュアルそのものが面白い。
今まで見たことないものが並んでいます。

この演出はすごく特別感ありますね。
格好良いと思います。
 (198796)

フルーツのカタチをそのまま模したケーキが目を引きます。

説明のカードが添えられていますが、実際のところいただいてみないと分かりませんね。
中身の説明はあってもどんな状態なのか、表面は硬いのか柔らかいのか手で持っても大丈夫なのか。
見れば見るほど、そして説明を聞けば聞くほど興味が湧いてきます。
 (198797)

「ポム」という名前が付いています。

”青りんご(グラニースミス)のガナッシュの中に、その時の旬の酸味の効いたりんごを閉じ込めたグニースミスのジュレ。それをフランボワーズのグラサージュで覆いました。”
(ホームページの説明から引用)

枝にあたる部分はチョコレート。
フレッシュなりんごの食感が楽しめそうな気がしますね。
ナイフを入れてみたいと思います。
 (198800)

もしかしたらサクッと切れるかもしれない。
と思ったけどこれ、表面は”パリン”と割れます。
なので美しく切るのはなかなか難しいようです(苦笑)

お味はだいたい想像通り、素直に誰でも(子供でも)楽しめる親しみやすさです。
酸味と甘さのバランスが絶妙ですね。
フルーツの歯ごたえも残っておりフレッシュ感もあります。
 (198798)

「リモーネ」
レモンと紅茶のケーキ。

”レモンのムースとレモンとライムのリキュールを混ぜたアッサムミルクティーのクリーム。アクセントにアールグレイのサブレ生地を敷きました。”
(説明のカードから引用)

これも丸ごとではないけどレモンそのもののイメージですね。
 (198799)

これはサクッと切れます。普通に。
(もしかしたら常温の経過時間によるかもしれない)

はっきりわかるレモンテイストだけど酸っぱくない。
外側のレモンのムースから、より優しい風味のミルクティーのクリームが気持ち良い。
土台のサブレ生地が効果的。
あっという間にいただいてしまった!(笑)
 (198802)

サンプルを撮らせていただきました。

「セルジュ」(バニラのタルト)。
二重になったクリームのデザインが面白いですね。
 (198803)

「アリア」
シックなお味のチョコタルト。
”2種類のオレンジリキュールを効かせたオレンジの果実のシロップ漬けを入れました。濃厚なチョコレートとタルト台に仕込んだシナモン、カルダモン、グローブが調和します。”
(説明のカードから引用)

これも切ってみたいと思わせますね。
 (198805)

「ボン・ポワン」
ご褒美ケーキ。
”ボン・ポワンはフランス語で「よくできました!」。コップに入れたショートケーキ。苺とエディブルフラワー、アラザン。真っ赤な木苺のソースが可愛らしいです。”
(説明カードから引用)

子供だけでなく、こういうご褒美ケーキって幾つになっても嬉しいもんですよね。
平和の象徴です。

マニアックな要素をさりげなく

 (198810)

もう1つ特徴的なこと。
店主は仏像がお好きなんだという。

ケーキ屋さんの店内にさりげなく仏像がフィギュア的に配されている。
このさりげなさにもセンスの良さが現れていますね。

その世界観がどうかというのはともかく。
それが独創的なケーキ作りに反映されているのかも知れないと考えるととても面白いですね。
 (198809)

 (198807)

お店の外からしか見えませんが、このレシピを記したドローイング。

「ちょっとマニアックなお店ですがどうぞ」

というメッセージにしか見えませんがどうでしょう?
 (198808)

店舗 基本情報

■店舗名     patisserie Miagola(パティスリー ミャーゴラ)

■住所      京都市北区紫野上門前町105-2

■電話番号    075-204-5337

■営業時間    12:00~19:00

■定休日     日曜日

■駐車場     なし

■詳細ページ   https://patisserie-miagola.kyoto/
        https://www.instagram.com/patisserie_miagola/
 (198806)

19 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【京都お菓子】長楽館カフェ 元厨房長が作る繊細すぎるスイーツ。新星パティスリー「ケーキ タグ」

【京都お菓子】長楽館カフェ 元厨房長が作る繊細すぎるスイーツ。新星パティスリー「ケーキ タグ」

西院駅のほど近くに2023年末オープンした「CAKE TAGU(ケーキ タグ)」。ふらりと入ってみたら、上品すぎるスイーツが並ぶパティスリーでした。
桜井こと | 3,624 view
【京都スイーツ】関西初出店で本場パリの味!VDチョコも「パティスリー サダハル アオキ パリ」

【京都スイーツ】関西初出店で本場パリの味!VDチョコも「パティスリー サダハル アオキ パリ」

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区烏丸御池に、世界的にも知られる本場パリの有名パティスリーが2022年に関西初出店。バレンタインシーズンにうかがいました。
【保存版】京都オススメ旬のリンゴグルメ☆名物タルトタタンからカクテルまで【厳選6店】

【保存版】京都オススメ旬のリンゴグルメ☆名物タルトタタンからカクテルまで【厳選6店】

おおきに~豆はなどす☆今回は今が旬の季節のフルーツ・リンゴを使ったオススメグルメを集めました。先代の味を受け継いだ名物タルトタタンから驚きのまるごとカクテルまで。
“冷麺”だけじゃない☆隠れファン多数「中華のサカイ」のオムライス【京都・新大宮商店街】

“冷麺”だけじゃない☆隠れファン多数「中華のサカイ」のオムライス【京都・新大宮商店街】

「中華のサカイ」といえば京都では無敵の人気を誇る”冷麺”☆その冷麺人気に隠れる形ですが実はオムライスも通好みのファンに密かに人気があるのです☆
千恋し | 9,022 view
【京都カフェ】ほっこりする焼き菓子と温かい雰囲気のカフェ「歩粉 hoco」

【京都カフェ】ほっこりする焼き菓子と温かい雰囲気のカフェ「歩粉 hoco」

東京恵比寿の人気カフェhocoが、充電後に京都で再オープン。10月でオープン2周年を迎えられたカフェ。温かみのある店内で、ほっこりと笑顔になる焼き菓子がいただけます。コロナ禍の影響で予約制のカフェとして営業されています。レシピ本も出版されているオーナーのデザートは絶品です。
m.m | 3,101 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

千恋し 千恋し