2016年4月26日 更新

大阪から華麗なる大転身!花見小路の本格リストランテ「イル・チプレッソ」

もともと大阪天満宮にあり、当時はガッツリ系のイタリアン。祇園のど真ん中、花見小路に移転された「イル・チプレッソ」

京都に移転され、今回はコース料理1本の本格リストランテ、それも祇園のど真ん中、花見小路という大転身。
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四条通から花見小路に下がり、一力亭の角を東に折れるとすぐある、京町屋物件。なんともいい感じのリノベーション。お店の外の写真がないのは、フロア担当のギャルソンが外でお出迎えしてくれたから。いやー、流石リストランテですな。。

祇園らしい上品な雰囲気

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店内はこんな感じ。2席のテーブルのみ8、別に個室もあるようですな。当然満席で一回転しかされていない。ランチコースは¥4000(税サ別)のみ。
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テーブルセッティングは、これはリストランテだよねぇと確かに納得、ですな。喉が渇いていたので、カヴァ(¥1000)でゆるゆるとスタートなり。

カップルのテーブルには、必ず2つの皿が小気味よく同時にサーブされるのだ。こだわっておられますな。

華麗なる前菜

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むっちりした無漂白のおいしいバゲット薄切りに、ふんわりビネガーを乗せた鯛・ヒラメのたたきとミョウガを乗っけたカナッペ的なもの。のっけからカヴァで正解~な一品。

パンが美味しかったのでどこのですか?とお聞きしたら、三条商店街のパンスケープのもの、とのこと。実は、ここのバゲットが京都市内では特に好き!なので、ちょっと嬉しくなったり。
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上賀茂の契約農家から仕入れているニンジンを使ったパンナコッタ、それに京赤鶏なる地鶏のささ身のたたき(みえませんが)を合わせた逸品。上のはそのニンジン菜。円やかな味わいで、これもなんだかいい感じ。

グラスワインは赤・白2・3種類は抜栓されているようで、ランチは¥700~と比較的お手軽なものもおいておられる。白グラスに切り替え、非常~にゆったりした気分になってくるのだ。

イルチプレッソといえばパスタ

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イルチプレッソといえばパスタだろ!という大期待な一皿。パスタが3種類も続くコース組み立ては、パスタに対する自信の表れ。
まずは、新さんまにキノコ、それにドライトマトを合わせたオイル系。 ベタなのだが、きちんと熱々、且つ超ウマ! ガーリックは控えめだが、おしゃれ系ではないパンチの効いたお味で美味しいです。
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イルチプレッソお得意の肉詰めパスタから、リコッタチーズを詰めたラビオリ。ソースは長崎天然真鯛を使ったアクアパッツア的なこれまたベタなお味なのだが、これも非常に美味しい。ソースがこれまたパンスケープのバゲットと合うのですな。
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さらに!手打ちのショートパスタ。パッケリよりは小ぶり、マカロニよりは大分大きい。ムチムチとよき食感。パンチェッタと玉ねぎ、それにンドゥイアなる唐辛子を使った肉ペースト入りトマトソース。ま、旨くないわけがないわけで。

火入れの技術も完璧

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阿蘇産20日間熟成させたという豚肩ロースのロースト。ソースにフルーツ系のお酢を使っていると聞いた記憶がかすかに・・忘却の彼方~。

相変わらず、火入れは完璧。肉扱いはお上手ですな。。
野菜は先の上賀茂の契約農家から仕入れているもので、これまたおいしい。いやー、大堪能なり。
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デザート前のお口さっぱり口直し。メリッサのグラニテです、と言われたのだが、レモンバームの別名のようだ。
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甘いもの。リンゴのミッレフォーリオ(ミルフィーユですな)と塩キャラメルジェラートという鉄板メニュー。ま、うまくないわけがないわけで。ビジュアルもなかなか良好。。
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嫁はカプチーノ、私はコーヒーで充実ランチ終了。いやー、ランチなので高級食材はありませんが期待以上によかったです。

京都で同クラスのリストランテというと、キメラか、イルギオットーネを思いつくのですが、アルコール代を含め非常に頑張っておられますなぁ。

店名以外はすべてリニューアルされてしまっていて、もう天満のイルチプレッソとは思えないのですが、パンチのある面影はパスタなどに垣間見えるかも、ですな。早めに行かれることをお勧めいたします。

イル・チプレッソへの口コミ

店名:ル・チプレッソ (Il cipresso)
住所:京都市東山区祇園町南側566
営業時間:11:30~14:00(L.O)  18:00~21:30(L.O)
定休日:水曜日
TEL:075-533-7071

ル・チプレッソ 店舗情報

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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。