2023年5月4日 更新

【京都寿司】行楽ランチに食べたい名代『助六寿司』☆伏見稲荷大社御用達の老舗「中村屋」

おおきに~豆はなどす☆今回は左京区、叡電出町柳駅にもほど近い場所にある、持ち帰り専用の老舗寿司。名物『助六寿司』はシンプルな味わいながら行楽シーズンに活用したい美味しさ。

行楽ランチに持参したい名物『助六寿司』

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左京区、出町柳駅から東へ行った万里小路今出川上がった場所。すぐ近くには京菓子の老舗、阿闍梨餅でおなじみ『満月』があり、その向かい。
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古い佇まいの長屋が数軒ある中、今回やってきたこちら。持ち帰り専門の寿司店『中村屋』。1954年創業の古いお店。初めて利用させてもらいますが、一見ここがお寿司屋さんとはわからないような外観。申し訳程度に『中村屋』と書かれた木製の小さな看板が上がっていますが、ここで正解なの?と不安になるような(笑)

こちらは『助六寿司』の名店で、伏見稲荷大社御用達店。さらに南座の楽屋見舞い、差し入れにも利用される、歌舞伎役者ゆかりのお店でもあり。この日はハイキング予定、さらに夕飯も外食予定だったので、軽めのお弁当しようと思案していたところ、こちらのことを思い出して前日に予約してやってきました。こちらでは前日までの電話予約が必須です。
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フツーのお宅のように、格子戸をガラガラっと引いて中に入ると昔ながらの間取りで、入口スグの場所に畳の間があり、桃の節句らしく、五月人形が飾られ、ここにお店の方があらわれ、予約済であることを伝えると、紙袋に入った商品が登場する流れでした。

さらに奥には調理場があり、そこでつくられている様子でした。
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で、最近テレビや雑誌でも紹介されて注目の商品「おあげの瓶詰」が展示。昨年から販売開始されたものですが、要は刻んだお揚げを甘辛く炊き上げ、佃煮のようになったご飯のお供的商品で、ご飯のお供以外にも、うどんのトッピングにしたり、丼の具材にしたり、とその汎用性の広さがウリで人気。京都土産にも買って行かれる方もいるとか。
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で、そんなお店の名物『助六寿司』1人前折945円を持参して、ハイキングの途中の昼食としていただくことに。お寿司は木箱の折詰になっていて、こんな歌舞伎を思わせる絵柄入り。もしかしたら屋号『中村屋』も、歌舞伎と関係があるのかもしれませんね。

一般的に『助六寿司』は歌舞伎十八番であり人気の演目『助六』とゆかりがあり、いなり寿司と巻き寿司がセットになったものを呼びます。物語に登場する女性『揚巻』にちなみ、いなり寿司に使われている「揚げ」、海苔巻きの「巻き」を組み合わせ、歌舞伎同様人気が出るように、という願いも込めて命名された『助六寿司』。
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その中身がこちら。
お店によっては海苔巻きを太巻きにするところもありますが、こちらでは細巻きになっていて、キュウリ巻きとしんこ巻き。そして、小ぶりながら飴色に炊かれたお揚げのいなり寿司の3種類がこちらの助六寿司。甘酢生姜も添えられ、シンプルな構成です。
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そして、嬉しがって新緑を背景に助六寿司を激写。周囲にいたインド人観光客に不思議に思われながら(笑)晴れ晴れとした空間に映える助六寿司、3割増しで美味しそうです。
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まずはきゅうり巻き。海苔巻きはお寿司屋さんで出てくる通常1本6カットサイズより長めな印象。特に醤油などは添えられておらず、このままで。シンプルな味わいですが、上質の海苔を使用し、その風味も豊かなきゅうり巻き。
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さらに、おいなりさん。お揚げはしっかりと飴色に炊かれ味がしゅんでます(関西弁笑)わりと甘めの味付けですが醤油感もあり、もしかしたらお揚げの瓶詰の延長のような味わいなのかも、と。寿司飯には黒胡麻が混ぜ込まれ、香ばしい風味。

しっかり味のおいなりさんと淡泊な巻き寿司の取り合わせから別添醤油なし、という折詰全体の味のバランスとして最適なのかな、と想像したり。小ぶりなので2口くらいでパクパクと食べられてしまいます(笑)
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黄色いおこうこのしんこ巻き。関西では『こうこ』、関東では『しんこ』と呼ぶ漬物です。ややこしい(笑)おつけもんはぬか漬け派ですが、最近黄色いおこうこも美味しいな、と思う今日この頃です。これもポリポリいわせながら美味しくいただきました。

出先でちょうど手軽に食べられ、こんなハイキングには最適。今回は助六寿司にしましたが、お店ではちらし寿司も販売されてるようで、そちらも気になるところ。行楽シーズンのお弁当としてご活用ください!ヨーイヤサ~♪

詳細情報

名称:万里小路 中村屋
場所:京都市左京区万里小路今出川上ル
電話:075‐781‐4048(注文は電話のみ)
営業時間:午前10時から午後5時
定休日:不定休
公式サイト:https://nakamurayasukeroku.com/
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