2021年2月1日 更新

【京都発酵】酒処・伏見の幻の銘酒『蒼空』酒粕でお手軽アレンジレシピ「藤岡酒造」

発酵で健康!京都発酵食品部です☆今回は京の酒処・伏見の全国的にも知られる酒蔵。有名料亭でも扱われる銘酒『蒼空』の酒粕を使った手軽なアレンジレシピをご紹介します。

日本酒ファン必訪☆こだわり少量生産の酒蔵

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伏見区、恐らくちょっとこだわりの日本酒通の間では知られた酒蔵「藤岡酒造」。伏見中央図書館前にあるレンガ造りの建物。
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明治創業の酒蔵。途中、三代目の急死により一旦酒造の歴史に幕を下ろしましたが、各地の酒蔵で勉強を重ねた五代目により再生を果たし、自身が杜氏に。そして、こちらで手掛ける銘酒『蒼空』は有名料亭やこだわりの料理店で取り扱われ、手づくり少量生産ゆえのレア感から日本酒ファンの間でも幻の銘酒として人気の酒蔵。
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兼ねてから、こちらの酒粕が美味しいと評判で、ちょうどこの時期なら販売されているかとやってきました。それに冬場は特に粕汁や酒粕料理が恋しくなることもあり。
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店内。
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日本酒バーも売店隣にあり、ちょっとした酒の肴も日本酒とともに楽しめます。
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現在取り扱いのある銘柄の酒瓶が並んでいます。酒瓶にも他にはない特徴があり、こちらでは500mlの飲み切りサイズボトル。なんでもイタリア製で、よくある日本酒規格のボトルとはちがいます。栓もコルク式。さらにラベルも紙ではなく布製で、手づくりの温かみある風合い。

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その横に酒粕が。こちらは見本になります。500g500円と1kg900円、さらにバラ粕1.2kg900円。

こちらの酒粕は昔ながらの『袋搾り』で3日間かけて搾り終えた蒼空の酒粕。人工的に圧搾した酒粕とちがい、柔らかくて華やかなお酒の風味を十分残した酒粕。

なので、アミノ酸やビタミンB類、食物繊維なども豊富に含まれ、美容、健康効果も絶大。麹でつくる甘酒は俗に『飲む点滴』、それに対して酒粕は『飲む美容液』とも呼ばれています。とくに美白美肌効果に優れ、女性の間でも人気。
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今回は酒粕500gを購入。
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手づくり感ある民芸調ラベルもかわいい!
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原材料もまがいものなしの、米、米こうじ、そして伏見の名水のみ。
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で、そんな酒粕ですが、普段粕汁をつくるとなると、具材を一通りそろえることになり、もっと手軽に食べる方法はないかと。

で、こんな使い方はどうかと今回酒粕ラーメンに。用意するものとして、酒粕とこの時はとんこつ醤油系の袋麺。自分自身、粕汁は醤油味ベースの豚肉派なので。味噌味ベースが好みの方は味噌ラーメンと合わせるといいかもしれません。
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酒粕はこの時で大さじ2杯程度の量を使用。お好みで増減してください。調理の最大のポイントとして、あらかじめ酒粕を細かく刻み、同量程度のお湯と混ぜてペースト状にしておくこと。でないと、鍋に投入後煮溶かす時間がかかることになり、麺がのびる可能性も。この工程は丁寧に。
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で、通常の作り方通りに麺を湯がき、途中具材に豚肉、キャベツ、刻んだお揚げを入れ、酒粕ペーストを入れて煮込み、最後に付属スープの素を入れ完成。今回はトッピングとして、冷蔵庫にあった茹で卵とパクチーを使いましたが、お好みで。なければ具材何もなしでも全然イケます。
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余談ですが、蒼空酒粕、ラ王、王将ラーメン鉢の不思議な共演(笑)
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で、実食。まずはスープ。
調理してる途中から、酒粕効果でスープにとろみがつき、さらに酒粕の甘い風味と味わい、旨味がプラスされなかなか美味。とんこつ醤油のパンチのあるスープとのマリアージュもかなりいいです。ペースト状にしておけば、チョイ足しでいろいろと活用でき、さらに美味しさと美容、健康効果もアップ。これは使わない手はない調味料。まだまだ寒さ厳しい折にも身体を温めて、何かと重宝する酒粕。お試しあれ!

詳細情報

名称:藤岡酒造
場所:京都市伏見区今町672-1
電話番号:075-611-4666
営業時間:11:30~18:00
定休日:水曜日
関連サイト:http://www.sookuu.net/
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京都発酵食品部 京都発酵食品部