2020年1月14日 更新

【京都城めぐり】NHK大河ドラマ『麒麟がくる』でも注目スポット!明智光秀築城の丹波拠点☆「福知山城」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府福知山市にある名城。戦国武将・明智光秀が丹波の拠点として築城。今年からスタートするNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でも注目スポット。

石垣必見!建築物としても魅力ある名城『福知山城』

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京都府福知山市。休日ドライブがてら観光へ。
兵庫県に車で観光する際、今まで通ることはあっても、観光目的にやってきたのはおそらく初めての福知山。

今年から始まる新しいNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でも、今注目のスポット。主人公である戦国武将・明智光秀が築城し、丹波の拠点になった福知山城へ。
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福知山盆地の由良川と土師川の合流付近、高台にある福知山城。かつて城域だった場所は公園となっていて、その公園内にお城が建っています。他美術館や飲食店など敷地内にあります。

お城へのアクセスには、まずお堀を渡るための『昇龍橋』を越えていきます。けっこう息が切れるほどの階段状になった橋(笑)
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途中、外堀から美しい石垣を目の当たりにしながらぐるりとお城のまわりの緩やかな傾斜を登りながら。
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スロープを登り切った場所に、その全貌があらわに。これまで個人的にいろんな名城めぐりをしてきましたが、ここ福知山城も独特のフォルムが印象的。

1579年(天正7年)、戦国武将・明智光秀が築城。その後、娘婿の明智秀満を城代とし、丹波統治の後継ぎに。そして、これだけ光秀の名が後世にまで知れ渡った天下分け目の歴史的事件「本能寺の変」、「山崎合戦」を経て、光秀と光満は滅亡。

その後、羽柴秀長をはじめとした城主を迎え、改修と増築。江戸時代の城主・有馬豊氏の頃に、ほぼ今のような形に完成したと言われています。
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石垣がすぐ間近で見物でき、見事な石積み具合にうっとり。自然石そのまま積み上げた「野面積み」と呼ばれる石垣。さらに、他ではあまり見かけない、このお城ならではな石垣の特徴があります。
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石垣全体的には自然石を使っていますが、ところどころ、人工的な石造物を発見。
『転用石』と呼ばれるもので、墓石として使われる五輪塔、宝篋印塔(ほうきょういんとう)、石仏や笠塔婆を使用。
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その理由として、築城に際し石不足であったと考えられるほか、敵の武将の墓石を使用することで己の権力を誇示し、城を守護するためなどの理由が挙げられます。ここ福知山城以外では大和郡山城でも転用石が多くみられるそうです。
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もともと、二ノ丸の登城口にあった銅門番所。大正年間に天守台に移築。城の歴史を語る貴重な建物。
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そして、城内へ。中は鉄骨になっていて、かなり頑丈な造りになっています。

1873年(明治6年)の廃城令により福知山城の大半が失われました。今のお城は1986年(昭和61年)、江戸時代の絵図資料を参考に再建されたもの。3層4階の望楼型大天守と2層の小天守を復元。
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現在でも歴史ミステリーとして語られる「本能寺の変」。そこには数々の学説あり。恐らく、今回の大河ドラマでも一番の見どころに。
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展示スペースを経て、らせん状の階段を登り、大天守の最上層からの眺望。そして、昔も今もこの辺りの住民を悩ませる暴れ川・由良川を眼下に。
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かつて、この場所で将棋の竜王戦も開催されたそうですね。

大河ドラマの盛り上がりとともに、注目されること間違いナシ!福知山観光の必須スポット。ぜひ、お越しください!

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詳細情報

名称:福知山城(福知山城公園)
住所:京都府福知山市字内記1
電話番号:0773-23-9564
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:年末年始
入館料:大人330円、子供110円
公式サイト:https://dokkoise.com/temple_shrine/
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