2023年1月9日 更新

【京都老舗めぐり】新茶シーズン到来!方やコロナ禍で定番茶終売の悲報☆創業300年の歴史「一保堂茶舗本店」

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区、寺町二条にある創業300年余の歴史ある老舗茶舗。コロナ禍でも新茶シーズン到来。そしてコロナ禍による悲報も。

暖簾も衣替え!そしてコロナ禍の悲報も

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中京区、寺町二条上った場所にある全国的にも知られる老舗茶舗。創業300年余の歴史。
いつも地元民や観光客でにぎわう、京都イチ人気の茶舗と言っても過言ではないお店。さらに、最近では日本茶ブームで海外からのお客も多く、英語対応で接客する店員さんもいたり。

ですが、現在は新型コロナウイルス感染拡大予防につき、緊急事態宣言発令中。なので、お客はもっぱら地元民ということになります。
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すでに暖簾は白地に衣替え。そして、新型コロナの影響で季節の移ろいにすっかり無頓着になってましたが、すでに新茶シーズン到来。
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店内には、この時お客は私一人。新型コロナ以前の、国内外問わず多くの客で常ににぎわっていた頃には考えらないほどの閑散ぶり。そして、お隣に併設されている喫茶室『嘉木』は休業中。

店内はとてもひっそりとしていました。
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新緑を思わせる、鮮やかなパッケージの新茶も並んでいます。5月中旬から販売開始。
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そして私はというと、いつものいり番茶大袋を注文。
すると、店員さんからまさかまさかの悲報。このコロナ禍で、GW明けに急遽大袋400g入りタイプの終売が決まり、すでに店頭から姿を消した、とのこと。HP上では一時販売休止のようになっていますが、店員さんの説明では再開の目途は立っていないとのことで、事実上の終売の様子。

一瞬すぐに理解できず、その場で立ち尽くしてしまうほどのショック。というのも、あの大袋タイプはうちの祖父の代から買っていた、愛用のお番茶。いつもたっぷり買って、たっぷりお茶を仕込み、常飲するのが昔からのスタイル。
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これが大袋400gで972円。恐らく、業務用でもこのタイプで購入されている飲食店も多いと思いますが。
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それがこの半分以下の用量150gで486円。もしくはティーバックのみになってしまうとのこと。

終売になったいきさつとして、大袋の需要が少なくなったから?と店員さんに問い詰めるも、そういうわけでもなくニーズもあった、とのこと。そして、これは実質値上げということになります。

新型コロナの影響なのか、これ以外にも最近スーパーや食品売り場で値下げより値上げ商品を目にする機会が増えました。何かそういったことも関係があるのかと想像してみたり。
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京都のお番茶、俗に言う『京番茶』はとりわけスモーキーフレーバーが強いのが特徴。中でも一保堂のお番茶は独特の香りで、中には煙臭がしてニガテ、という人もいるほどの個性派。

ただ、マニアックで個性的な味を求める人にとっては中毒性ある味わいでもあり、日常使いのお茶としてももちろん、この個性を活かしてお酒や料理にも活用する飲食店もあったり。
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急須に入れて、熱いお湯で淹れるのもいいですが、これからの季節はたっぷりやかんで煮だして、常に冷蔵庫で冷やしてたっぷり飲むのがいいですね。これからますます消費が増える季節。そんな中の、今回の悲報。他の番茶に変えられないほど中毒なので、なんとも堪えますなぁ。

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:一保堂茶舗
住所:京都府京都市中京区常盤木町52
電話番号:075-211-3421
営業時間:10:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:年末年始
関連URL:http://www.ippodo-tea.co.jp/
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