2021年7月22日 更新

【京都花めぐり】〜初夏の三千院〜苔と紫陽花とわらべ地蔵

京都市北部、大原の三千院では、青もみじと苔、1000株を超えるあじさい苑の紫陽花もしっとりとしてきれいでした。6月末頃の様子を紹介します。

苔と紫陽花が魅力~初夏の三千院~

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三千院は京都大原にある門跡寺院。
天台宗三千院の山号は魚山で、御本尊は薬師如来です。
幾度かの移転を繰り返し、明治維新後大原に移って現在に至るようです。
6月には紫陽花が咲き誇る名所でもあります。
今回は紫陽花と青もみじや苔が魅力的な様子を紹介します。
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大原のバス停から三千院へ向かう参道に、シソ畑が出迎えてくれます。
赤しそと言えば、大原名産のしば漬けには欠かせない材料の一つ。大原の赤しそは香りや発色がよく、遠方から来て購入される方も多いそうです。
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三千院門前の様子です。
また賑わいが戻ると良いですね!
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三千院の拝観入口の御殿門です。
城門を思わせる風格のある門構です。
門の周辺は春は枝垂れ桜が咲き、現在は青もみじが綺麗で、四季折々の景色が楽しめます。
聚碧園(しゅうへきえん)

聚碧園(しゅうへきえん)

拝観入口から坪庭を経て、客殿に隣接する庭園です。
池泉鑑賞式庭園で、江戸時代の茶人・金森宗和(かねもりそうわ)が修築した庭であると伝えられています。庭内の池の源は、律川だそうです。
青もみじ、半夏生、苔が織りなす緑の世界が素敵でした。
以前はお抹茶をいただく事が出来ましたが、現在はコロナ禍の影響で、休止されていました。
有清園(ゆうせいえん)

有清園(ゆうせいえん)

宸殿より往生極楽院への方向を眺めた風景です。
有清園(ゆうせいえん)

有清園(ゆうせいえん)

有清園の木々と往生極楽院です。
スギやヒノキが立ち並び、青もみじや生き生きとした苔が印象的でした。
往生極楽院は三千院の源と言えるお堂です。
堂内には阿弥陀三尊像が祭られています。
わらべ地蔵

わらべ地蔵

弁天池そばの苔上にたたずむわらべ地蔵。
石彫刻家杉村孝氏によるものです。
お地蔵さまが苔むしていて、景色に溶け込んでいるようで、いつお会いしても癒されます。
お地蔵様を見つけて、嬉しさのあまり、ここに居たんだ~と話している方がおられました。
あじさい苑

あじさい苑

有清園から順路に沿って、弁天様を越えてすぐに、あじさい苑があります。
セイヨウアジサイをはじめ、多種の紫陽花が1000株以上植えられています。
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この日は雨が降ったりやんだりの天気でした。
6月末に拝観しましたが、咲きはじめの紫陽花が多くあり、7月に入っても楽しめそうでした。
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ハートみたいな形の紫陽花を探すのも楽しかったです。
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三千院では車いす用の拝観ルートがあり、紫陽花が身近に楽しめます。
途中ベンチがあり、座って紫陽花の風景が楽しめますよ!
おさな六地蔵

おさな六地蔵

阿弥陀石仏様のそばに小さいお地蔵様が並んでおられます。
朱色の橋と、苔むしたお地蔵様。前掛けをして、可愛いいでたちに癒されました。

今回は三千院の6月末頃の様子を紹介しました。
今後の拝観の参考になれば幸いです。
これからの暑い時期、京都市北部の三千院は市街地より少し涼しいので、機会がありましたら立ち寄られてはいかがでしょうか?

三千院 on YouTube

境内の紫陽花と庭園の様子です。
良かったらご覧ください。

スポット情報

名称:天台宗 京都大原 三千院
住所:京都市左京区大原来迎院町540
電話番号:075-744-2531
拝観時間:9:00~17:00 
拝観料:700円
関連ページ:
http://www.sanzenin.or.jp/index.html
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