2025年2月27日 更新

京都の冬の風物詩『蒸し寿司』!京寿司の名店「阿津満(あづま)」

伏見桃山の大手筋商店街にある京寿司店、「阿津満」(あづま)なり。昭和6年創業のこの辺りでは老舗ですな。

京都の冬の風物詩『蒸し寿司』

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2月8日。伏見区内にも久々にしっかりと積雪。
一度雪がある時に伏見桃山城!と思っていたのですが、今回はこの写真だけ(汗)。あちこちアイスバーンが残っているので慎重に歩きます。で!やってきたのが・・・
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伏見桃山の大手筋商店街にある京寿司店、「阿津満」(あづま)なり。昭和6年創業のこの辺りでは老舗ですな。
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ランチ時は、¥1000ぐらいからお手頃価格のセットメニューが各種あります。で、店内に。
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京都らしい、奥に向かって細長い構造の鰻の寝床店なのですが、2人テーブルが中心の配置で、全席30席。一番奥に御覧の坪庭があるのですが、石灯篭に雪が降り積もってなんだか寒そうですな。
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で、このお店、そういう寒い季節にピッタリなお料理がある訳で。こちらがその冬季限定メニュー。

相方のお目当ては、京都の冬の風物詩、「蒸し寿司」。京寿司を扱うお店では冬の間に出される、温かい「ばら寿司(ちらし寿司)で、どんぶりやせいろに酢飯と、具材には穴子・海老・きぬさや・銀杏・錦糸卵などを盛りつけて、熱々に蒸したお寿司なのだ。 蒸すことで寿司酢がまろやかになり、ほかほかとお腹からぬくもるのがイイですな。うーんと悩み、2人でシェアするので、「上蒸しセット」¥2580!と、ちょっと張り込んでみるのだ。

ワタシはこのお店で過去食べたことが無かった京寿司が盛り合わせされた「二段重 龍馬」¥2100と、相方が鯖寿司も食べたい!というので「鯖寿司三切れ」¥1270もお願いする。
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お料理が出るまで、ちょっと時間がかかるので、「瓶ビール(中)」¥600を頂いてノーンビリ。なんだか久しぶりに麒麟一番搾りを吞んだかも!と思いつつ。
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で、着席15分ほどでお料理が登場。まずはこちらの「上蒸しセット」¥2580なり。蓋を取ると辺りにふっくら蒸されたお酢の香りがふんわり。この寒さの中、茶碗蒸し好きな相方は超ニッコリ。
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蒸し寿司アップ写真。錦糸卵の下や酢飯の中にごろごろと穴子が入っていて、これはボリューム感あり。後の具材は海老に酢蓮根、梅花を象った生麩、栗の甘露煮、えんどう豆、黒いのはキクラゲ。男性でも大満足できる量だと思います。
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塩味も酸味も、全然強い味には仕上げていなくて、ひたすらホッコリですなあ。で、更に!
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サバ寿司がババーンと登場。いやー、立派な鯖をお使いですな。3年ぶりほどで食べたのですが、以前より今風な味付けに寄せてきておられるような感じ。〆鯖はフレッシュ感がある&脂が程よく乗った肉厚なもので、酢飯は、酢も塩も砂糖も全体的にぐっと控えた感じで美味しい。お値段も京都市内中心部の京寿司店から考えると超!良心的~という感想。
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で、ワタシ注文の「二段重 龍馬」¥2100もババーンと登場。いやー、デッカイ器でビックリしました。二段重になっておりまして・・・
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蓋をばばーんと開けますとこんな感じ。ワカメのお吸い物付です。
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上段がこちら。ゼロ時の方向から時計回りで、サーモン手毬鮨(レモン添え)、鯛手毬鮨(木の芽添え)、薄焼き玉子巻寿司、鯖寿司、太巻き、押し寿司が二貫で、海老、それに穴子!という京寿司ではレギュラーなラインナップ&大満足な構成。更に!
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下に胡瓜巻三貫と、バラ寿司(蒸していないもの)という大大大満足量。いやー、こちらのほうが先ほどの蒸し寿司より更に量がしっかり!でなんだか大充実でした。少々食べすぎ!
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が、折角の休みなので!と、ビールに続いて、熱燗一合も追加。いやはや、喰った喰った。こういう昔ながらの老舗はなんだか高いのでは!と思ってしまうのですが合い変わらず全然良心的価格設定。

お持ち帰りは結構、利用させてもらっているのですが、(夏の間に出される「レモン鯵」が秀逸。きりっと冷えた白ワインと共に!)、実はお店で食べるのはもう10年ぶりほどでした。また、冬になったら蒸し寿司を頂きにくる所存ですな。大手筋界隈でご飯処が思いつかなかったら是非。

店舗情報

阿津満(あづま)
住所:京都市伏見区東大手町762
営業時間:10:00~19:00 火休
TEL:075-611-1379
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