2023年7月17日 更新

京都人も仏像マニアも必見☆京都と奈良を結ぶ聖地⭐︎奈良国立博物館「南山城」展

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は奈良国立博物館で現在開催中の展覧会『聖地 南山城―奈良と京都を結ぶ祈りの至宝―』。お茶の京都として知られる南山城エリアの誇れる仏像展示。

京都最南『南山城』寺院の貴重な仏像が一堂に会する特別展

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京都の情報を紹介するウェブサイトですが、今回は遠出して奈良へ。JR奈良駅から歩いていると、さすがシカ県。多くの鹿がお出迎えしてくれました。この日はかなりの炎天下で、避暑地を求める鹿たち多数。そして、そんな鹿と戯れる外国人観光客の多さに驚かされました。もしかしたら、外国人観光客比率で言えば、京都よりも奈良のほうが多いかも、と思えるほど。
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今回は、奈良国立博物館で開催されている京都と奈良の府県境にある南山城エリアにある寺院の仏像展『聖地 南山城―奈良と京都を結ぶ祈りの至宝―』を鑑賞しようとやってきました。今回初めて訪れる奈良国立博物館。施設内には京都国立博物館と同様に歴史的建造物もあります。こちらはなら仏像館。
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今回の展覧会のある会場はさらに東の建物。会期7月8日~9月3日までの期間開催。

京都府の最南部、奈良市に隣接するエリア『南山城』は、なだらかな山間に木津川流れる風光明媚な場所。天平12年(740)聖武天皇がこの地に恭仁京(くにきょう)を造営。都が置かれたのはわずか4年程度でしたが、それ以降平城京、長岡京、平安京と遷都を迎えつつ、奈良と京都を結ぶ要衝の地であったことから、東大寺や興福寺といった奈良の大寺との関わりのなか、浄瑠璃寺をはじめとする寺院が次々と建立。さらに山岳修験の拠点ともなり、現在でも南山城でその歴史の様子が見て取れます。
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以前、個人的にも南山城のお寺めぐりをしたことがありましたが、仏像の作風や寺院の建築様式に見る奈良テイスト、さらに巨岩に彫刻された摩崖仏の山岳修験など、平安京の寺院にはない、奈良と京都のフュージョン的独自色が新鮮で、仏像好きとしてはかなりハマりました(笑)画像は浄瑠璃寺、笠置寺、蟹満寺、一休寺(酬恩庵)。
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展覧会の音声ガイドは、木津川市出身のタレント横山由依さんがナビゲーターを務め、さらに本展仏像大使に就任されたイラストレーターみうらじゅん氏、いとうせいこう氏も加わり、熱のある面白い内容になっています(笑)
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展示物はもちろん撮影禁止でお見せできませんが、南山城の寺院の仏像が一堂に会し、かなり見ごたえのある展覧会になっています。中でも、今回浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念の特別展ということで、そのうちの一体も展示。さらに、東京国立博物館と東京・静嘉堂文庫美術館所蔵の十二神将立像が約140年ぶりに里帰りし、浄瑠璃寺の本尊・薬師如来坐像と再会を果たし、その展示構成は圧巻の限り。
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観覧後の物販コーナーも充実し、展覧会関連グッズの多彩。
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さらに観覧チケットには、地下回廊でつながるなら仏像館の無料観覧も含まれており、その順路にはカフェレストランやお土産物コーナーもあり、エアコンも効いていて長居できそうな空間。
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最初に外観だけ見た洋風建築のなら仏像館へ。
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膨大な数の仏像が展示され、中には撮影可能な作品も多数あります。
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さらには、中国古代青銅器に特化した展示スペースもあり、こちらもかなりの展示数。今回はかなりハイペースで見学しましたが、内容としては1日かけてじっくりと鑑賞したいボリューム。

今回の展示会開催地は奈良ですが、後援には京都府をはじめ南山城の市町村が加わり、その誇れる仏教文化を京都人にもぜひ見学してほしい展覧会。そして、今回紹介された南山城の寺社仏閣の魅力を再認識し、会期終了後また改めて訪れてみたいと思いました。ご参考に。

詳細情報

展覧会名:浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展 『聖地 南山城―奈良と京都を結ぶ祈りの至宝―』
会場:奈良国立博物館(奈良県奈良市登大路町50)
会期:2023年7月8日(土)〜9月3日(日)
※前期 7月8日(土)〜8月6日(日) / 後期 8月8日(火)〜9月3日(日)
開館時間:9:30〜18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(7月17日(月・祝)は開館)、7月18日(火)
観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高校・大学生 1,300円(1,100円)、小・中学生 600円(400円)
※( )内は前売および団体料金
公式サイト:https://www.narahaku.go.jp/
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